ゆみ



私と彼女の出会いは15年前。


私は日本から飛び出してシドニーの生活を始めたばかりの頃、あるレストランでアルバイトの仕事を見つけた。



私が初めて日本以外で見つけた仕事。


ゆみはその頃21歳で大学生、ワーキングホリデー制度を使ってシドニーに来ていた。


数ヶ月一緒に働き、彼女は日本に帰った。


数年後私たちは日本で再会、そしてまた数年後また日本で再会。


そして彼女はタイ🇹🇭で仕事をすることに。


いつからなぜ連絡を毎日取り合い出したかわからない。私と彼女の住んでいるところには

8830kmの距離がある。時差は今5時間(夏時間の関係で変わる)


最後に彼女に会ったのはおそらく11年前。


でもいつからか私たちは毎日会話をし、お互いの予定や今思っていることの共有、時には励まして、時には一緒に泣く。時には厳しい事も言い合う。そしてお互いの存在に感謝する。


私が元旦那との関係を悩んでる時、本当に長い間彼女は毎回話を聞き毎回同じ事を私に言い続けた。嫌な顔一つせず、私が気付くまでおんなじ事を言い続ける。。。。楽な事じゃなかったはず。


ある日彼女は私に家出を勧めた。

自分で踏ん切りがつかない私にタイから私の家の近くのホテルを予約して「今日あなたはここに行くの、1日50€で泊まれるから、今日はゆっくりして。その50€は普段から頑張っている自分へのご褒美。勿体無いとか思わないで。」


私にはできないと思い込んでたが、彼女と話した後荷物をまとめて元旦那が家に帰ってきた後子供を任せて家を出た。


普段から元旦那は「俺がどこにいこうといちいち言うな」的な事を言っていた人だからどこに行くのか聞かれても何も言わずに出た。


びっくりな事に、私はもう一泊した。


その後彼女は私に心理療法士とのカウンセリングを勧めた。今思えばすべて私はできない理由を探して文句ばかり言っててそれを彼女が少しづつ背中を押してくれて行動することができた。


小さな一歩も彼女はいつも喜んでくる。


そして、彼女のおかげで今の私がいる。


「あなたが幸せじゃなくてどうして子供が幸せになれるの?」


本当にその通りだね。



私はあなたのおかげで今があるよ。


ありがとう❤️