自己愛性パーソナリティ障害
私がこの言葉に出会ったのは約一年前。私の先生からあなたなりに調べてみて感想を聞かせてくださいとの事だった。ネットでありとあらゆる情報を得てみたものの、確かにいくつかの項目は元旦那には当てはまるものの、全てではない。私にも悪いところがあるから元旦那の言動は私の影響もあるのできっとこの自己愛性パーソナリティ障害ではない。これが私が先生に言った答えだった。
私は週に一回先生とのセラピーを何ヶ月間も続けていた。初めの頃は何度も「あなたの思い描いているあたたかい家庭は彼とは手に入れることはできません」と言われた。
なんでだろう。
私が努力を続ければ絶対大丈夫。
きっと私がしっかりしてればこの家族でやっていける。
私は毎回先生とお話をさせていただいてる時に「彼は本当はいい人なんです、彼は子供が産まれた後変わってしまったんです。私が彼を変えてしまったんです。」
常にこのような言葉を付けて話をしていた。
セラピーを始めて数ヶ月が経ったある日先生からの質問「彼は本当に変わってしまったんでしょうか?」
見てはいけないものを見てしまった時のような、誰かから思いっきり殴られたようななんとも言えない大きな衝撃が私の中で起こり、大きな声で泣きじゃくってしまった。
彼は変わってしまったわけじゃない。彼は元々そういう人なんだ。私がそんな彼を認めたくなかったんだ。