大病院あるある。

科と科の連携が全く取れていない。
看護師と医者が仲悪い。
掃除係や事務員さんの扱いが悪い。

まあ、これはどこの組織でも一緒ですけど。

何回も入院してると色々見えてきたりするもので、患者からしたら「なんだかなぁ」って思っちゃう。

1番問題なのは、縦割りがひどくて、横組織の治療プランが全くないこと。

自分で言えば、胃外科→腫瘍内科(抗がん剤)以外の提案が全くない。
まあ、病院的には末期患者で治療をしないとなったら、余計な手間はかけられないというのも仕方ないけど。

最近、看護師さんで凄く親身にイロイロ考えてくれる方がいて、医者にも物怖じせずにこうしたら、とか、新しい薬の提案とかしてくれるんです。

医者からしたら、うっとおしい存在でしょうね。

特に私の主治医は外科ですから、薬の事とか、緩和の事とか、詳しくないんです。本人も認めてました。

看護師さんの方が治療に詳しいって...。

で、そのおかげで今後の方針が定まって来ました。

まあ、死にゆく身、というのは変わりませんから、いかに苦痛なく生活するか。

緩和ケアです。

でもうちの病院って、緩和ケアに外来がないんです。え?って思いますよね?

外来で痛みのコントロールできないの?!

そもそも緩和の為の面談すら、入院してないとできない。

で、看護師さんが一案。

とりあえず痛いって入院しちゃって、緩和面談と、緩和ケア病棟の申し込みをしちゃえ!

緩和ケア病棟って一カ月待ちが当たり前。
個室で費用も安めなので、いつも満室。

でも、先の緩和面談をすれば、優先順位が上がるとのこと。

大体、もうダメだってなってから一カ月も待ってる間に死んじゃうよ。

まあ、終末医療の予約ですね。

実際、脇腹の痛みは深刻だったので、入院して新しい薬とかで痛みのコントロールをしてもらいつつ、緩和ケアへの準備をする。

この壮大(?)な作戦を看護師さんが考えてくれました。

主治医もこの考えに乗っかってくれて、明日から入院!となったのです。

まさか、この一週間の入院が地獄の日々になるとは、まだ誰も想像していなかったのでした...(笑)。