抗がん剤をやらないという選択は、かなり厳しい、悩んだ末の結論でした。

 

別に抗がん剤をやったら死ぬ、と思ってるわけではありません。

がしかし、身の回りに抗がん剤で苦しんだ人を幾人も知っています。家の目の前に住んでいた叔母は抗がん剤を打つ前は元気だったのに、打ち始めて2週間で亡くなりました。

 

もちろん、すべてがそうじゃないことは分かっていますが、自分がそうならないとも限りません。

 

転移で腹膜播種、治る見込みはなく延命。

 

そんな状況で、抗がん剤を始めることに意味があるのか。

家族や親戚を巻き込んだ大論争が起きました(大げさ)。

 

で、結局、腫瘍内科の先生にすべての説明を受けた上で、やらない、と判断しました。

 

胃外科の主治医もあっさり同意(あきらめ?)してくれました。

 

病院からしたら儲からない患者ですみません。

 

でも、本当は抗がん剤をやって、あと10年は生きて欲しいと言った悲しそうな主治医を見て、ああ、やっぱり私たちの選択は普通じゃないんだな、と改めて実感しましたね・・・。