腫瘍が原因の痛み、家族にどう伝えましょうか?
痛い、と一言で言っても、痛みの度合いや、痛み方にはかなり幅があります。
最初の頃は、痛い、とだけ言っていたので、家族がどの程度の痛みなのか分からず、変に心配させたりすることも。
なので、私たちはとりあえず10段階で表現することにしました。
レベル1 痛みはあるけどいつもと同じ生活ができる
レベル3 かろうじて日常生活ができる、階段登るときお腹を押さえる
レベル5 痛みでうずくまる、じっとしてられない
レベル7 ベッドでのたうち回る、家の角に頭を押しつける
レベル10 入院させてください
本当はもう少しちゃんと言語化してますが、ここでは単純に。
痛みの種類も、チクチク、ドクドク、ドーンと3種類作りました。
10段階で言うと今の痛みは?って病院で聞かれることがあると思うんですけど、それに言葉を付け加えました。仕事をする上でよく使っている「言語の共有化」を痛みに取り入れただけなんですけどね。
なので、今この記事を書いている私の痛みはレベル2で、チクチクです。
レベル3が続く様だと、痛み止めを飲みます。
嫁さんはこの痛みの度合いや時間をメモに付けて、どう変化しているのかを記録しています。
治療をするわけではありませんが、強い薬に変えるデータになるかもしれません。
もし、実践するなら、日常生活の一コマをレベルに当てはめると良いですよ。
例えば、冷蔵庫の上のものを取るのがしんどい、とか、掃除機が持てないとか。
最近はだるさも結構あるので、これもまた、共通言語に置き換えようかと思案中です。
ただ、この共通言語、問題が一つ。
10段階で作ったつもりなのに、どうしても1よりは痛いけど、2ではない、みたいなことがよく起こるので、1.5とか、ときには1.2とか中途半端な数字が出ちゃうんですよね。
10段階の設定が悪いのかもしれません。今は1~4で収まってますが、これからはもっと高いレベルになることも予想されるので、仕方ないかなとも思いますが。
なので、実質100段階(!)の痛み表現になってしまっているのです。