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小学生の頃の読書はお仕着せが多く、私も低学年の頃は母の推薦図書を読んでいた
母は元小学校教諭だったので、そんなに外れはなくて面白い本を選んでくれた
バーネットはアメリカの作家で『小公子』を児童向けに書いたのだが、これが母親層に受けて50万部も売り上げて大流行したそうな。。。戦隊ヒーロー子供ではなく母親に訴求してしまったような感じだと思うと、なんか微笑ましいw
ヒネた子供だったので、『小公子』は少年版の『シンデレラ』という印象だった。次に読んだのが『小公女』でこれは繰り広げられるセーラへの苛烈ないじめに痺れた記憶がある。セーラは元々ミンチン女学院に入学したときはお金持ちの特待生でみんなの憧れの的であった。その誰にも到達できない高いプライドや美しい心が、彼女を羨む気持ちをラビニアやミンチン先生にまで抱かせる(苦笑)
地位が反転した途端に白いものを泥まみれにしようとする、そのわかりやすさが好きだった
そんなヒネた私を虜にしたのが『秘密の花園』だった
主人公のメアリーが、今までの良い子では全くなく大人びてひねくれた性格にしびれてしまったのだ。役人だった父と派手好きの母が当時はやったコレラで亡くなってしまい、荒涼な辺境の土地ムーアに住む伯父に引き取られるのだ。孤児になった少女を引き取ってくれたがクレイブンは全く彼女に興味を示さず仕事のために家を空けることが多い人だった。
普通の女の子だったらメソメソしそうだが、大人びてひねくれたメアリーは一筋縄ではいかないw
世話係のマーサとその弟のジコンとともにムーアの自然に中で自分の楽しみを見つけていく
屋敷の奥に隠された秘密の庭。それを開けるカギを見つけたことでメアリーの冒険は広がっていく
読んでいてワクワクが止まらないのは、どうして何だろう
荒涼としたムーアはどんな風景で、そこに花を植えたりして彩を添えていくのは、どんなに楽しいことだろうか。メアリーの自由さがうらやましくて、マーサのような温かい人がそばにいてくれたら等々と、読み返すと当時の自分がよみがえるのが読書の醍醐味だ
名作は大抵映画になっているから、さっくり見るのもいいんだけど児童文学系は読んで空想するのが楽しいのだ。翻訳によってテイストがだいぶ変わるので、それもおもしろいし
2024年の読書感想文の推薦図書を見ると_そそらない(苦笑)
※読書感想文の推薦図書は誰が決めているのか、わざと面白くない本を選んでいるのか謎‼
そして読書感想文の書き方マニュアルがたくさん出ているけど、中身を読むと
「そーいうことでは無い」って叫びたくなる
自分が感動したり、面白いと思ったことを書くのがいいのよ。好きな本で書いてみるのがいいんだよ