東京都知事選挙で一週間抜けましたが、予告通り石山寺で道長とバッタリするまひろです
どうして、久しぶりの逢瀬なのにこんなに打ち解けて話ができる人なのだろう_と後ろ髪を引かれながら従者たちの元に帰ろうとしますが、若者の様に走り戻ってくる道長を抱きしめるまひろでした
一夜を共にして、子まで出来てしまうのですが、私はこの2人にあまり生々しいモノを感じないのです。多分、幼い頃からの姿を見てきてしまったので、他のドラマのハグで充電みたいな気持ち(苦笑)なのかも知れません
都に戻ってくれば、旦那の宣高が気まずい時期が過ぎたのか何事もなかったように通ってきます
彼は手持ちのカードを切らさないタイプ。頭と鼻が利く男
まひろが懐妊してその子が自分の子ではないことを気づいても、最初から道長を愛している女(道長に愛されている女)を娶ったのだから不実でもない、一緒に育てるというのです。その辺りで株を上げたようですが、私はこの小賢しいおぢさんを憎めないけれど好きになれないません
内裏では一条帝の一度出家した中宮:定子がなんとなんと懐妊><
出家した妃が侍ってるのだけで大スキャンダルだっつーのに、子を成してしまうのは大大大スキャンダルなので、定子自身は悩んでいる様子ですが、一条帝はフィーバーです(苦笑)
もう、誰のいうことも聴き入れません
道長がどんな想いで愛娘である彰子を入内させるのか、なんて欠片も思い遣れないのです
止まらないとわかっていながら、自分の娘を入内させて一条帝の定子への想いを削ぎたい、削がねばない右大臣:道長とその妻:倫子。。。この2人は事業パートナーとして凄くすぐれたご夫婦
そんな人々の気持ちが交錯する内裏で皇子を出産する定子が気の毒で…
元々、政略結婚であり一条帝の母:詮子には疎まれ、父の死後に兄弟の失脚で後ろ盾もなくなってしまった彼女が頼れるのは帝だけ
寄る辺ない身の上なのに皇子を生んだことで、内裏ではより肩身が狭くなり失脚した兄弟が見果てぬ夢を見る始末※その裏では帝が母院:詮子に決別宣言(おそーいイヤイヤ期到来)何もかも母親が悪いと言い放ちます。そんな「ことがあるかーい」と私は詮子に同情したよ><
中宮:定子が生んだ第一皇子はこの後も運命の荒波に揉まれることになる
タイトルの宿縁の命は、第一皇子の敦康親王のことじゃーないだろうか。。。
本人はいたってぽわーっとしているのに周囲がやたら騒がしい彰子は、次回『一帝二后』で位だけが上がってしまう。でもこのお嬢さん、割としっかりしてるし、内裏でどう生きていくのかが、楽しみです。安倍晴明のユースケと藤原実資の秋山が毎回良い仕事をしていて、スパイスが利いてます。
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