私が小学校高学年の頃に『ポーの一族(1972)』という、時を彷徨う少年のバンパイアの物語に魅せられて萩尾望都という漫画家を知りました。
年の離れた親戚のお姉さんと共有してた雑誌は少女フレンドとマーガレット、月刊誌はりぼんでしたので、どこから少女コミックを購読していたのか覚えが明確ではありませんが、『11月のギムナジウム(1971)』は雑誌で読んでいたので、別冊の少女コミックは買っていたのかも知れませんw
萩尾さんの作品はお洒落なヨーロッパのコメディといった印象だったのですが、まったく違うものになっていきました。もちろん軽やかな作品群も好きなのですがw
萩尾望都さんと双璧をなす作家に竹宮恵子さんがいます。
2人は年齢も近く、既に人気作家になっていた竹宮さんのサロンに集った坂田靖子さんや山田ミネコさん、ささやななえさんと共同生活を始めます。
2人の天才が出会って_、そして道を分かつのです。
2人の作家は大泉時代の話を尋ねられる機会が多くありますが、語りません
この一冊は、その大泉時代を1回だけ萩尾さんが語った本です。
昨日、映画『ソウルメイト』の感想を書きながら、自分の思いがうまく伝わる感想がかけなくて、でも書きたくて、結構悩んだ結果がこの1冊です。
良かったら読んでみてください。