内裏を追われ、赴任先の大宰府に行かなければならないのに免れようと必死な伊周です
剃髪していないのに出家したとか、僧衣で現れたり悪あがきし、妹の定子からも見放され、母親からも引き離されてしまいます。
※文献でも残っているそうですが、本当に伊周は人望がなかったようです
定子は後ろ盾を失い、愛する一条帝から引き離され生きているのがつらい様子
ところがこの時、定子はあんなに望まれていた子どもを身ごもっていたのです
妊娠が明るみに出て呪詛されることを怖れて、このことは清少納言以外に伝えていません
その姿に心痛めた清少納言がまひろにすすめられて『枕草子』を書き始めるのです
初めて『枕草子』を読んだときに感じた、この草紙は何の目的で書かれたのかよくわかんないなぁって思いが、定子への交換日記(交換しないけどね)だったのか_と考えたら納得でした
さて、父の任官についていくまひろは旅の支度で忙しそうです
若狭での新しい暮らしを始める前に、今までずーっと心の中に隠していた道長への思いに区切りをつけるつもりで、会いたいと文を出します
「伊周さまや定子さまを追い詰める画策をめぐらせたのは、あなた?」
というまひろの問いかけに「すべて自分がやった」と答えた道長。。。
「一瞬でも疑ってごめんなさい。あなたの顔を見たらすぐにわかった」
道長という人は、昔から腹芸的なことは苦手だったから、そんな権謀術数はめぐらせない
そして、まひろは誰よりも道長の本来の性分を愛しているから、離れていても離れられない
まひろが道長の肩にそっと寄り添って、互いのこれからを想いあって別れます
来週から、都を出て若狭の国での暮らしが始まります
まひろのパパは文官としては優秀な人という印象でしたが、宋人との折衝どうなるのかな?
都を離れても、目が離せない『光る君へ』
誰よりも光っているのは主人公のまひろだと思って見ています。
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