(大部屋の空きが無かった)
今思えば、良い部屋だったなあ。
ただ、この個室がセキュリティの外っていうのが堪らなく怖かった。(後述)
明るくて広くて、お風呂トイレ洗面所を自由に使えて。
障子を開けて、窓から町が見えた。
病気蔓延がなければ、長男と泊まれたらしい。
家族もここで面会出来たらしい。
入院お迎え〜分娩〜お部屋案内まで大変お世話になった助産師さんにお礼をいう。
8時頃まで爆睡。
朝食。
10時頃赤ちゃんがくる。
助産師さんがミルクをやってくれてたらしい。
ウンチかえたりする。
胎便!
懐かしいなあ。
長男ときも、この緑っぽいウンチだった。
新生児の良い匂い。
お日様みたいな、海とコパトーンみたいな、めちゃくちゃ甘くて優しい匂い。
可愛い、ちっちゃい、あったかい。
ふっと落ち着いたとき、長男に会いたくて堪らなくなる。
赤ちゃんを見て、長男とそっくり、長男を産んだ時のことを思い出したからか。
匂い、感触…
あの時は、病気蔓延してなくて家族にすぐ見に来てもらって…
長男が産まれてから、入院するまで1日も離れた事が無かった。
毎日一緒に寝ていた。
何で、私こんなに頑張ったのに、長男と会えないの…
悲しい、この現実が悲しい…
と、号泣していた。
個室がセキュリティ外だという話。
だから赤ちゃんも預けれなかった。
1人で怖いという情けない母親。赤ちゃんくらいセキュリティ内に入れたげたらいいのに。
赤ちゃんを預けれない理由はもう1つあった。
私が出産した夜みたいに出産が立て込んでたら、助産師さんの手の空く暇がなくて、新生児室は放ったらかしになるのでは?という不安。
(その不安は後日的中する)
出産当日の夜、赤ちゃんを新生児室に預けなかった事を、助産師さん達に責められたけど、別にそれでよかった。
自分が見てる方が安心できる。