この日は赴任先から一時帰省してる夫の希望で、主治医の先生と、面談を。主治医の診察の後、私は遺伝子の検査について遺伝カウンセラーの先生とおはなしを。

検査は保険がきく(両親共にがん、母が卵巣がんで、乳がんに罹患した年齢が比較的若いということらしい)が、この遺伝カウンセラーの先生とのお話は実費になると主治医から聞いていました札束


夫は、私がそこまで頭まわらなかったことや、当事者として検索魔と化していた私が持っていたにわか知識の説明じゃなく専門家としての先生からちゃんと話を聞きたい。と、積極的に質問していました。

「…今、単身赴任をしているのですが、そばにいなくても大丈夫でしょうか。」

「大丈夫ですよ。一人で闘病されてる方もいますから。」夫はいちばんこれが聞きたかったんだと思う。

私は一人で闘病になると覚悟していたし、病院に付き添えないことを責めるつもりはまったくなかったんですが、ある程度、治療の目処が立った頃に「心細い思いをさせて申し訳なかったけど、単身赴任が始まったばかりだし帰るわけにはいかなかった。」と言われたことがありました。

抗がん剤でどうなってしまうか分からなかったのでむしろ一人でいられることに安堵したし、手術後に目が覚めたときいちばんに家族の顔を見たい。

…とは思わないタイプの私は、医療のプロの方に支えてもらう気まんまんだったのでそんなに気に病んでたなんてかわいそうなことしたなキョロキョロと思いました。


長くなったので遺伝カウンセラーの先生との面談の話は後ほど。