海へ…

元彼、由紀と。

当たり前のように寄り添う真冬。


隣に真冬がいるのが当たり前な由紀。


あまりに当たり前過ぎて、『付き合って』すらいないらしい。
真冬を見る由紀の顔。

絶対、自分のことより真冬を好きそう。

きっと、苦しくて、辛くて、でも好きだった真冬。

いい男だよなぁ。由紀。





由紀を忘れることなんてない。

自分の半身だから。

好きで、好きで、いないことがあり得なかった由紀。 


何かをどこかで、分かっている由紀。

何を?

切ないです。

でもね

人は出会ってしまう。

人は人を想う。

人は人から想われる。

それも摂理。

↑幼なじみくん

…だからね

いいんだと思うんです。

新しい恋。

でも残る。

好きだったこと

忘れることも

なくなることもないよ。