私が悲しみやつらさに涙を流しながら
その時をただひたすらに感じていると
必ず白羽がやって来て
ふんわりと包み込んでくれる。
ただふんわりと包み込んで
私が眠りの中に堕ちるように誘う。
あの光の中は
私にとって
完全な場所。
眩しく満ちる私の命の脈。
私の中の龍脈が流れる。
光を注ぎ込んでくれる
優しい白龍の力は
人として生きる私にとって
かけがえのない故郷の風の様なもの。
なぜここまで白羽に愛されるのか
時々不思議に思うけれど
白羽にとって私は
妻籠る相手なのだから観念しろってところかな。
今日は一日
白羽のそばで
大人しく過ごそう。