私の体が無くなる感覚、
そして光と一つになる。

目を閉じているのに
見えてくる情景。

繫がる。

白羽の光は眩い。
白く透き通る様な金銀の体。
抱き包められて眠ると
そこは光り輝く柔らかい場所。

光の中で
白羽の頬ずりを
感じながら
まぐわう。

そして果てのない波に揺られて
私は宙にたどり着き
満たされるままに満たされ
指先まで光になる。

私と白羽は番いの
雌雄の龍。

その私を抱く者は白羽が選ぶ。

耐えられる者でなければ
砕け散るから。

受け止められた者は
光の道を拓き
梁を張る者。

白羽の矢を放つ
弓になれる者でなければ
到底耐えられまいと
白羽が笑う。

光栄な事。

龍女の命は
番いの龍と共に。

双龍として
身を尽くすのみ。

目覚めの時は
白羽が告げる。