こちら からの続きです。
次はD社の話し。
莫大な借金と未払いの買掛金と、
税金や保険関係については、
全て杉本氏に。
私の方から
押し付けるつもりなんでしょ?って
問い掛けたら、
はっきりは言いませんでしたが、
キモチワルイ笑みを浮かべて
鼻で笑っていました。
時期を見て、
D社を倒産させる計画っぽいことを
悪そうな顔して話していました。
居酒屋の営業許可証を
D社からフェイクカンパニーに
移そうとしてるような動きがあるので
間違いなさそうです。
自己破産しても
税金関係は無くならないのに、
ん千万円も有る支払いを
杉本氏が払う事で納得しているのかが
不思議だと言ったら、
「大丈夫。
税金関係は倒産や自己破産をすると、
6年間の猶予が与えられるから、
その間にS社を立て直して、
支払って行く予定だから」
「取りあえず、
借金とD社が予定通り
1年後までに片付けば、
2年後くらいからは
右肩上がりな会社になれる可能性も
無い事は無いから」
・・・・。
それは、計画倒産だと
ばれなかった場合だろ?
6年間の猶予??
本当にそんなのあるのか?
それに、D社の株主は
100%S社のままです。
D社を倒産させるとなれば、
S社にも影響を及ぼします。
「まぁ、何をどう動かし始めるにしても、
やっぱり多少の金が必要」
「魔法の箱があと2つくらい
あるらしいんだけど、
いくら引き出せるのかは
わからないんだってさ」
「それ次第では6月から、
色んな所から催促の電話が
嵐のように掛り始めるかもしれない」
はははは。
作った借金を消し、
S社(馬鹿社長)の負担を
減らす為に
計画倒産して、
逃げ切れるんだと
本気で思っている。
ここまでくると
めでたいわ~~~~~。
全て自分の都合の良いように
上手く行くようにしか
考えられないんだと思ったら、
爆笑するしかありませんでした。
付いた嘘はいずればれるし、
ばれなければ、ばらすから!
でも、彼らは幸せですよね。
自分の都合の悪い事は忘れ、
自分の不始末は
見てみないふりが出来るという、
一般人ではありえない
悩みを抱えないという才能を持っている。
もし、自分を悩ますことが
自分に原因があるとしても、
他人が悪いと
変換できる能力も持っている。
そしてどうしてだか、
やりたいようにやって、
したいようにして、
自分がやばくなったら
うまいこと何も知らない
他人を巻き込んで、
逃げられないようにして
背負わせる。
D社を倒産させたら、
Tさんから借りているお金の事も
破産管財人からTさんに知らされる。
果たしてそこでTさんが
黙っているかも問題だわ。
さてさて、
石原銀行さんは、
この自己愛の塊の男の作戦に、
どう対応しますかね?
保証協会はどう動くかな?
債権回収会社も
放棄してくれちゃうのかな?
そうそう。
副支配人が
飲んでいる席かなにかで
S崎と馬鹿社長に言ったらしい。
「私、1円たりとも貰っていないんだから、
もう会社に出たくないんですけど」
と。
かといって、
家を出て一人で生きて行く気もないっぽい。
この旦那にしてこの妻あり。
お陰でそれをチャンスと見た人が二人。
経理業務から副支配人を外し、
自分たちが管理出来ると思っている。
そんなの無理に決まってる。