木曜日、
17時半ころ帰った副支配人から
会社に電話が掛って来た。
「あのさ、私の机のどこかに、
茶色い財布が置いてないかな?
もしかしたら、
一段目の引き出しの中かも・・・」
副支配人の席へ移動し探したら
引き出しに入っていた。
あったと報告すると
「悪いんだけど、
預っておいて貰えないかな」
「お金は1円も入っていないんだけど、
運転免許証とか、
カードとかが入ってるからさ・・・」
・・・・。
副支配人の引き出しの鍵は、
私と社長と部長は
どこにあるのか知っている。
切手が入っているので、
いつでも開けられるように
ドロボーさんなら
直ぐに見つけられるところに
いつもおいてあるから。
私の机の鍵は
私しか持っていないし
持ち帰っているから
鍵穴をぶっ壊さない限り
開かないは開かない。
まぁいいかと思い、
引き出しの中に入れて帰った。
そして金曜日。
恒例の無言欠勤。
私は土日、
休みだから会社に出てこない。
でも副支配人は、
常に車を運転しているわけで、
何かあった時、免許不携帯。
引き出しを開けて欲しいなんて
連絡が入ったって、
会社になんて来てやらん。
どうでもいいけど、
他人に免許証や印鑑登録証、
イオンカードや会員証。
預けっぱなしでいられる神経が
私には理解できない。
一番信用しちゃいけない人間を、
心から信じているから笑っちゃう。