28日のお昼ころ、
副支配人がモラ課長に言いました。
「B社さんからの請求書が、
今年は4月分だけしか届いていない」
「毎月同じ請求額だから
手続きしちゃってきたけど、
送ってくれるよう、言って」
あれれ?
って思ったけど知らん顔した。
夕方、モラ課長がB社に電話をし、
副支配人に言われた事を伝えた。
すると。
「え?そうなんですか?」
「ちょっと待ってくださいね」
「ねぇ真弥さん、
B社さんからの請求書って、
1年分まとめて4月に
送ってくれてるみたいなんだけど
見たことある?覚えてる?」
うん、知ってる。見たことある。
どこにあるかも知ってる。
「えぇぇえぇぇ?そうなの?」
「ちょっと調べて折り返し掛けます」
9ヶ月前の郵便物。
さらに副支配人が
どこにしまっているのか
知っている自分。
ちょっと自分でも怖かったので、
「今の記憶はね、
左から三番目の
下から五段目の引き出しに
しまってあったんだよ」
「左から三番目は、
1回しか見た事が無い記憶だから、
普通は開けるまでに
時間が掛るんだけど
すんなり開いたわ~ テヘッ」
なんつって、おどけてみました。
外出から戻った副支配人に、
請求書発見の報告をしたら、
「え?まじで?」
「私、全然覚えてないわ」
「ここにしまってたの?」
「ごめーん」
彼女が全く覚えていないというのは、
仕様なので怖くもなんともない。