帰社時間ギリギリで、
モラ課長から爆弾発言が。
「奥さん、
MPV(S社の車)の中に、
(支配人の名字) た い よ う
かな?
って名前の書かれている、
算数版の単語帳みたいなのが、
放置されてますよ」
「何たす何は って出来るやつ」
「落とした子、困ってるんじゃ?」
・・・・・え。
そんな年齢の子、
支配人の方の正式な親戚に
居たっけか??
聞いた事ないんだけど・・・。
「は?誰それ?知らない」
・・・・・あれ?
んー、面白くなるか??
話し、広げてやれ・・・(ブラックゥ
「社長の親戚に、
小学校低学年くらいの男の子って
いないんですか?」
「名前の読み方が
違うんじゃないの?」
「いない」
パーテーション越しに聞こえる
元社長夫人の返事に
焦って顔が赤くなるモラ課長。
楽しくなってきた私。
私に向かって目配せするモラ課長。
口パクで
「やばい・・・ やばいよね・・」
金魚か!!!
ニヤニヤが止まらない私。
「愛人の子なんじゃないの??」
顔が真っ赤になるモラ課長。
爆笑した私。
全然興味がないのか、
パソコンで
新しく入ろうとしている
生命保険会社を検索続行する元社長夫人。
そそくさ帰ったモラ課長。
○●○●○●○●○●
副支配人、
冗談で言ったのかもしれないけど
それで多分、正解。
どうして私が爆笑したのか、
勘が良い女なら分かるはずだけどね。
まさか自分が正解を言ったとは、
思っていないんだろうな。
やっぱり、私とK君が
目撃した小学生の男の子は、
支配人の子に決定だな。
副支配人がMPVに
乗りたがらないのを分かってて、
油断したんでしょうか。
モラ課長から、
真っ黒い情報が入ってきたのに、
平然としている元社長夫人。
予想の範囲内の事なのでしょうか・・・。
自分との間には子どもを作ろうとせず、
愛人には子どもを産ませる。
そんな男の、
どこが『優しい』のでしょうか。
知らない間に、
愛人と籍を入れていても、
おかしくないのに、
支配人を信じているのでしょうか?
私だったら、
自分は何度か堕ろさせられて、
夫婦の営みも10年以上無く、
外に旦那の子がいたなんて知ったら、
自分がみじめ過ぎて、
同じ屋根の下でなんて暮らせない。
元旦那を好きなら、
耐えられないと思う。
戸籍上赤の他人なんだし、
自分から家を出て行きます。
子どももかわいそう。
大きくなった時、
自分の生まれてから
ものごごろ付くまでの
親たちの関係を知ったら、
荒れること間違いなしでしょ。
どうせもう、籍も抜けて、
あかの他人なんだし、
これ以上生き恥さらしていても、
一生一緒にいてくれるとも
限らなくなってきた訳で。
それとも元妻は、
極妻にあこがれているから、
自分には関係ない。
一生養ってもらうのが当然。
愛人の一人や二人、男としてハクがつく。
子どもを産んだのは、愛人。
自分には関係ない。
そんな感じなんでしょうか?
どちらかというと、
今の関係を世の中から見たら、
元社長夫人の方が、
完璧に不利で、厄介者では?
そして
ヤ リ チ ン エ ロ馬鹿張本人の
馬鹿社長は、
一体何を考えているんだろう。
子どもの将来とか・・・・
考えられないか。
考える能力を持っていたら、
今、こんな事になっている訳ないか。
自己愛性人格障害者の考えることは、
一般の脳しか持ち合わせていない私には、
想像もできないや・・・。