そしてもう一人、

支配人が勝手に雇用するなと言った、

アルバイトのW君。



元々、

S社の協力会社さんで、

K君がいた会社で働いていたけど、

社内で喧嘩し、


これまた

S社の他の協力会社さんで働いていたけど、

喧嘩して辞めしまった。



そのころに出来た、

彼女の家に転がり込んで、

「ひも」状態になっていたので、

K君が働けば?と声をかけ、

働く事になったと聞いていました。




この時点で、

ロクでもない男君決定なのですが、

このW君。


虚言癖の持ち主かもです。



最近彼女と別れたようなのですが、

その原因を、



「S社に来る前にいた会社の部長

(喧嘩した相手)が、

彼女にちょっかいを出したせいで別れた。」


「刺してやりたいくらいムカついている」


「あいつは最低だ」



と言いふらしているのです。

(私も聞きました)



私はその喧嘩した部長さんの事を、

よ~~~~~く知っています。


部長さんが、W君の彼女に

ちょっかいをだしたという話しを聞いた時、

「まさかぁ」と思いましたが、

K君もW君の話しを信じて悪口大会。



でも部長にはちゃんと彼女もいるし、

一緒に暮らしているし。


変なのーと思っていました。



今日、その部長さんが打ち合わせで

S社に来たのですが、

打ち合わせ終了後、

私の傍にやってきて、話し始めました。


「Wが自分のことを、

色んなところで悪く言っているようですが、

事実は違うんです。」



「俺がちょっかいを出したのではなくて、

彼女が俺に連絡してきたんです」



「Wがこちらで働くようになって、

同じ現場で仕事をする事になった時、

時間になってもこないので、

携帯に連絡したら出ませんで、

しばらくしたら、Wの携帯から、

彼女が電話を掛けてきたんです」



携帯電話を家に忘れて、

出掛けてしまっている


というので、

何時に仕事に出たのか聞いたら、

1時間くらい前に出たというんですが、

自分が電話を掛けたのが1時ころで、

約束の時間は11時だったんです。」



「だからもうその時点で遅刻だし、

1時間あれば現場に着くよと

彼女に言ったら、

今度は彼の親が倒れて、

そっちに行っているって言いだしまして」



「嘘を付いているのが分かりましたが、

彼女は悪くないので、

分かったと言って、電話を切ったんです」



「そしたら数日後に彼女から電話がきて、


あの時はすみませんでした。

実は後ろに彼(W)が居て、

電話を掛けてくれとお願いされたんです。

こんなことをさせられるなんて、

彼の事が信じられません。

一体Wは本当はどんな人間なんですか?


と聞いてきたので、

あなたが今感じている疑問の通りの、

人間なんじゃないですか?と答えました。」


「すると彼女は、付き合い始めてからの、

色々な不満を自分に話してきまして


仕事はしない、金をくれという。

私は彼の生活の面倒も見て、

お金も用意し続けたので、

貯金もなくなってしまいました。


私は一体どうしたら良いんでしょうか?


と聞かれてしまったので、

別れたいなら別れれば?

どうしたいかは、自分で決めるべきでしょ?


と答えたんです。」


「で、色々相談に乗っているうちに、

別れましたと報告されたので、

もう気持ちを切り替えて、

がんばんなよと言ったら、

大将(部長さん)に

気持ちを切り替えればいいですか?

って告白されたので、

俺には彼女がいるし、

Wの事も知っているし、勘弁してくれと言いまいた」


「彼女が別れる時、

どう言って別れたかは知りませんが、

Wは自分が原因だと・・・」




W君一人の話しを聞いてしまうと、

信じてしまいそうですが、

確かに部長さんの話しを聞くと、

女としては部長さんの話しの方が、

しっくりきます。


「ひも」だった話しを聞いていますし、

いい年して

ピアスいっぱい、髪の毛金髪に近い茶色。

髭まではやして、クリーンスタッフはおろか、


そんな風貌の人、

どこかで雇ってもらえるはずもない。


生活費は長いこと彼女負担だったはず。


遅刻癖があることも聞いています。

その遅刻の理由も、


「彼女の家が遠くて、

一緒に住んでいるから、

通勤時間が掛るから」


バカか?


自分のせいで彼女に振られたのに、

かっこうが悪いから、

部長さんのせいにしているだけだな。


ダッセ!!



こりゃまた、

厄介な人材が、

S社に来てしまった感じです。