私の勤め先であるS社は、
D社を設立するまでは、
接待費と役員報酬が、
半端じゃない事以外は、
特に問題なく、運営出来ていました。
従業員も今よりも多く、
売上高も3億円から5億円、
多かったです。
私が入社する前から遡るのも、
意味が無いので、
私が平成14年に入社し、
その2年後にD社が創業。
支配人の人生が、
急な下り坂になる発端となったD社
過去のブログでも、
結構取り上げていますが、
一連の流れをざっと打ちだします。
D社
平成16年12月設立
S社が総株主の100%子会社
資本金1,000万円
住所:S社内をパーテーション等で改装し、
フロアーの半分を使用
家賃:ゼロ
人件費:ゼロ(私が事務業
12月設立のくせに、
11月の初めには、現在も営業中の
居酒屋の買い取りの話しが進んでいた。
同時に、六本木に店を出したくて、
経営コンサルタントとも契約。
S社が立て替えて、
契約金150万円を支払う。
12月中旬、居酒屋を居抜きで買い取り、
六本木にもダイニングバーをオープン。
居酒屋の買い取り費も、
ダイニングバーのオープン経費も全て、
S社が立て替える。
※居酒屋は、収賄罪で逮捕された、
S社の取引先社長から
上手い話しをされ(騙され)、
買い取ったらしい。
居酒屋の管理は、
買い取る前から委託していた、
居酒屋と同ビル内の会社に再委託。
六本木に出したダイニングバーは、
人通りの無い、住宅街のそばに出したため、
1日1万円~3万円程度の売り上げしかなく、
売り上げを上げるために、
店長、副店長が色々と支配人に提案するも、
お金が掛る事に関しては全て却下。
お金を掛けずに工夫しろと、
無理難題をあたえ、店側を悩ませていた。
六本木の店も居酒屋もオープン後、
2ヶ月もすると顔も出さなくなり、
売り上げが中々伸びない六本木の店は、
相談したいと支配人に何度も連絡するが、
「わかった」「時間が無い」「考えておく」
と言ったまま、放置。
オープン後4ヶ月目頃から、
店長より、私ヘ、
支配人と連絡が取れず、
困っていると、ヘルプコールが、
度々来るようになる。
上がらない売上と、
初期費用、人件費の立て替え等で、
平成17年3月、
D社立ち上げからたった4ヶ月で、
S社からの貸し付け金は既に、
6,700万円になっていた。
六本木の居酒屋が、
全然上手くいっていないのにも係らず、
新たに店を出す話しが出始め、
それに係る費用も、借り始めた。
平成17年3月までに、
D社の補てんと、
これからかかる費用の為に
メインバンクから3,000万円。
三○東京U○Jから5,000万円。
三○○友から8,000万円。
1億6千万円も借入しています。
六本木の店がオープンしてから、
半年後あたりから、
オーナーが全く店に興味を持たず、
管理も甘いと分かり始めた料理長が、
仕入れを多めにし、
食材を持ち帰るようになる。
どう対応するべきか、
オーナーである支配人に相談するも、
「そんなのは店長が管理しろ」
「責任は店長にある」
と対応を押し付け、
仕方なく、店長と料理長で話しあうも、
責任は押し付けられるが、
何の権限も持たせてもらえない
店長だったため、
料理長が強気で話しにならず。
結果、辞めてもらう話しするため、
私が動き、
新しい料理長を店長が探して連れてきた。
オーナーへの信頼、信用を失った、
従業員の人たちは、
売上を伸ばす為に何も協力しない、
経営者への不満も増幅し、
店内部が崩壊。
六本木オープンから8ヶ月後、
(だったと思う)
赤字経営が続く店を、
S社からの貸し付けでも支えきれず、
突然閉店を言い渡し、閉鎖。
店長は支配人に呆れて、
二度と係りたくないと、
数日後に書類の件で連絡してきた時、
私に言っていました。
後片付けは、S社従業員にやらせる。
=平成17年7月までの流れ=
