午前中、税理士さんと、

決算に向けての話しが終わった後、


支配人と税理士さんは、

楽しそうにサッカーの話しを始めました。


それもタメ語。


いやむしろ、

部下と話しているかのような口調で。


「~~~だよなぁ」


「~~~~じゃねぇの?」


「~~~と思う?」


「だけどよ、~~~~」


「~~~~わかんねぇな」




・・・・・・


話題をふったのは、支配人。


話しを広げて行ったのも支配人。



税理士さん、分かったかな?


そいつは、そういう奴です。


ついさっきまで、

未払いの話しとか、税金の話しとか、

やばい話し、してましたよね?


もっと、自分から相談したり、

アドバイスを求めたり、

あってもいいと思いますし、

それが人間というものだと思う。


自分でどうにもできないんだから、

専門家に相談して、

的確にアドバイスを受けるのが、

経営者としての義務だと。



来月の頭までには、

これとこれを処理してくださいって言って、


「うん、わかった」


って速効返事していましたが、

その潔い返事を信じないでくださいね。


あぁもう何度も嘘付かれているから、

さすがに信じてはいないかな?



どんなに経営が悲惨な状態で、

深刻な状態で、その話しをした直後でも、


楽しく会話ができてしまうんです。


真剣に現状を受け取る事が、

できないんです。


考えられないんです。



目の前に突き付けられた、

最悪な経営状態の書類を見ても、


人ごとなんです。




D社担当の税理士さんは、

支配人に危機感が全くない事を、

薄々は気が付いていたようですが、


今日の話し合いの受け答えで、


『ダメな経営者だ』と

確信してくれていることを願います。