半年ほど前に
赤字が続いたために撤退した
ホテルの業務
その時にバイトとして採用し
撤退後もS社で仕事をしている
社員ともパートともいえない状態の
二十代前半の男の子が二人います
（先月やっと 私が切りだし
雇用保険に加入させた二人です）
ある現場で清掃業を覚えていて
その後はまた 体制を変えて
雇用する予定だとか聞いています
昨日 ブラック勤務から解放され
その二人が勤務する現場で
主任をしているY君が事務所に来ました
その時にですね
耳を疑うことを言われまして
私 Y君を見つめてしまいました
「いや～・・・ まずいと思うんすけど」
「なんかぁ MとWの給料の話しなんすけど」
「モラ課長から」
「毎年１万円昇給するから」
「とりあえず１８万円からスタートね」
「そう言われているんだけど
間違いないですか？って聞かれて」
「減ることはあっても
増えることは体験していないので
自分 びっくりしたんすよ」
「真弥さん そういう話しって
誰かから聞いてますか？」
「確認してもし事実ならいいんすけど」
「もし違うなら 早めに教えてやらないと」
「俺らみたいな事になるじゃないですか」
「あいつらまだ 若いし
やり直しが効くうちに
ここから放してやらないとと思いまして」
そうだよね～
私だって８年勤めてて
１回たりとも昇給していないのに
その二人だけ昇給が決まってるなら
余計にうちら 悲しいわよね～
ありえねぇ
「まぁ それが嘘だったら
致命傷になるだけで」
「俺が辞めたら あいつらも辞めるって
言ってますので」
「俺が辞めた時点で
あの現場
崩壊することは決まっています」
だよね～
人員不足なのに
３人も辞められたらそりゃ 終わるわ～
明らかな 新たな内部崩壊の予兆です
今回の地雷仕掛け人は
モラ課長
とりあえずブラック勤務のK君が
引っ張ってきてしまった二人の事なので
毎年１万円昇給の話しを聞いているのか
副支配人に聞こえるように
大きな声で話しをしてみました
副支配人は黙っていましたが
たばこを吸い込む回数が
増えていらっしゃいました
人事に何の権限もないはずの
ただの営業課長が
雇用者の給料に色つけて
勝手に話しをしています
自分は勝手に給料の条件を
口頭で言っちまっておいて
しばきのスイッチ
ぽちっとな（第二段終了）