私の来期予想利益計算書


大変なことになりました

入札資格を失ったツケは

予想をはるかに 超えていましたガーン(詳細は後程








私の書類ほど詳細は出ない

モラ課長が作成している 売上一覧(純利表)でも

少なく見積もって 年間純利益が今期より

500万マイナスになると出ているそうで

エロ部長と二人で

今日の朝 ミーティングしていました



「どのみち このまま何ももう出来ないんだから

 S社は間違いなく 経営していけなくなります

 近いうに お金が足りなくなって 行き詰まります


 遅かれ早かれ社長の考え方の運営では

 こうなることは 分かってました」


エロ課長 いつになく やる男に見えました


「社長の考えって なに?」


思わず聞いてしまった私です



「あの人はね

 まず自分達の給料がいくら欲しいのかを出して

 後は純利益から やりくりすればいいって

 そういう考えなの


 なのに純利益がいくらで 経費がいくらかかるとか

 知ろうともしないし 聞かない


 だから 売上高だけ多い純利益の少ない

 仕事ばかりを 平気で持ってきて

 俺はすげぇんだって なっちゃうんだよ」



「・・・・ 自分達の給料がまず 一番大事ってことか

 最低だな」


「そう そういうこと」


「それじゃ~ 今こうなるってことは

 初めから決まってたってことじゃねーか」


「うん そうなりますよね」


「はぁぁ~~~~~~」(全員)






「とりあえず 社長に これから先

 この会社をどうしたいのか

 どうするつもりなのか

 現状を把握できているのか

 それを聞いてから こっちの動きを決めないと

 全員路頭に迷うよね?」


「真弥さん 分かってるくせに~」


「何が?」


「どうしたいのかなんて 

 聞いたところで

 何も考えてないんだから

 まともな考えが返ってこないって

 分かってるでしょ?」


「あはははははは・・・・」


「聞くだけ無駄

 何かを言うだけ無駄」


「じゃぁ どうすんだよ」








「何も言わず 教えず

 新しい会社 作っちゃいましょうよ」



つづく