※過去のお話です






萩本がネトゲ依存症になり

家に帰っても家政婦のような状態

(今から約3年くらい前ですかね)


仕事では3社分の事務をすることになり

毎日残業の日々ガーン

家に帰るのは 早い時で7時半ころ

遅ければ9時すぎ

それから食事の支度をして・・・なんて

そんな時間はありませんでした


萩本は職人だったので

朝は4~5時頃に起きます

ネトゲをしていても 寝るのは遅くて23時頃

そして息子くんもいるので

夜ご飯が出前だったり 弁当だったりする事が

多くなってしまいました


悪いなぁ・・・と思いながらもどうしても無理な時は

早めに家に電話をして 出前を取ってもらったり

少しでも早く帰れる時は急いで帰ってダッシュで支度


「簡単なものでいいんだよ」


萩本がよく口にする言葉


料理に簡単なものなんて ないかお

私が不器用なことは確かだし

料理を作るうえでの要領は悪い青スジ


一度に煮たり 焼いたり

あっちも こっちもと頭をフル回転させて

次の手順を考えながら作る


カリカリしながら食事の支度をしている時でも


「今日さ~ ▲▲と□□とで○○まで

 狩りに行ってきたんだけどさ~

 すっげーもん拾っちゃってさ~

 露店で売ったら▽▽▽円で売れるんだよ

 あまり拾えないものなんだ 凄くない?」


やら


「●●と一緒に狩りに行ったら

 すぐ死ぬんだよ(怒

 もっと装備に金かけてくれないと

 まともに狩りもでいないし

 レベルが全然上がらない」


やら・・・・



正直


そんなの聞いてねぇし 興味ねぇよ!!


と 言いたい気持ちをがまんして


「ふーん そうなんだ」


「へー 凄いねー」


などと相槌をうってはいましたが



「ねぇ 何でそんなにつまらなそうに返事するの?

 忙しいのは分かるけどさ

 こっちは一生懸命会話しようとしてるのに

 何なの それむっ



この頃は


「あ~ ごめんごめん

 急いで食事作らないといけないから

 あとじゃだめ?」

「そんなつもりはないんだけど

 手をずっと動かしてないといけないから

 どうしても返事がそっけなくなっちゃうんだよね」


など 雰囲気が悪くならないように

返事をするようにしていました




それでも 私の仕事が忙しいのは相変わらずで

私の手が空いて 時間が出来る頃には

萩本はネットの世界に入り込んでいるため

男女の会話 人間らしい会話は

ほとんど出来ていない状態






そんな頃に 今度は部長から言われて・・・・


「なぁ

 社長から言っておくように言われたんだけど

 昼休みの時間も なるべく社内にいて

 電話をとるように 言えっていうんだよな」


「は?

 昼休みに休憩するなって事?」


「いや そうじゃないけれど

 昼 買いに出るのはもちろんかまわないんだけど

 どこかに食べに行ったりしないで 社内で食べて

 電話に出るようにって」


「あの~

 電話に出るって事は 労働時間になるんだけど・・・

 残業代は出ない 昼は社内にいろって・・・

 

 いやです」


「だよなぁ・・・ ま 出られる時は出てよ」


「今もそうしてます

 奥さん居たって 電話に出てくれませんから」


「そうだよなぁ・・」



何とも思わないように 感じないようにしていましたが

だんだん どんどん

会社や自宅に帰ってからの 自分の扱われ方に

怒りや 不満が募り初めてきたのです