※過去のお話です
さて 少し話が前後しちゃいます
今度は仕事です![]()
離婚後初めて正社員として働き出した会社
事務の経験がほとんどない事と
子どもが小さいという事で落とされまくった就職活動の末
やっと雇ってもらえた会社
ありがたかったです![]()
先輩にも恵まれて生活は安定していました
概要を簡単に書くと
私が勤めていたのは健康食品販売と
とあるダイエット法を施術する店舗の本社
店は15店舗ほどありました
事務全般を管理していたので
会社の動きや経営状態はほぼ把握できる状態でした![]()
入社して4年目
これといった負の要素はなかったのですが
良くない胸騒ぎがし始めます
「ねぇ 先輩
私の勘なんだけど・・・
この会社あと3年もたないきがする・・・」
「え?そんな事ないでしょ
経営状態は全然悪くないじゃん?」
「う~んとね
経営状態うんぬんってより・・・
社長の考えが問題になるような気がするんだよね」
「も~ 真弥ちゃん
変なこと言わないでよー」
「あ~ ごめんなさいね
この会社無くなったらうちらも困るしね
なくならない事を願います」
本当に漠然としてですが
本気でなくなると思っていました ![]()
そんな話をしていたら
先輩がご懐妊されて 嬉しい事だなと思い
産休中はめいっぱいがんばろうと思いました
先輩が産休中は派遣会社の人を入れて
仲良く仕事をしていました
先輩が産休明けて戻り1年くらい経った頃
先輩の旦那さんの転勤で引越さなくてはならなくなり
通勤するには2時間近くかかる場所になってしまいました![]()
社長の考えで
先輩には自宅で細かい経理の作業をしてもらうことになり
今まで二人でしていた日常の事務業務を
全て私が引き受ける形になりました![]()
お給料もそれなりにアップしてもらえたので
やる気MAX![]()
それでも嫌な胸騒ぎは収まらず
仕事を続けていました
先輩が引越してから1年後
私が嫌な胸騒ぎを覚え出してから2年後
社員旅行を終え 楽しかった雰囲気の冷めぬうちに
社長から店舗社員全員の招集がかかり
突然の全店舗閉鎖が店舗社員に伝えられました![]()
この日は何の話がされるのか
私は本社の人間なのに 何も知らされていませんでした
ミーティング終了後
とある店舗の店長から私宛に電話がかかってきました
「旅行の時 何もいってくれなかったけど
何で教えてくれなかったの?
」
「はい?何をですか??」
「全店舗閉店って・・・・・
倒産させるって事知ってたんでしょ?」
「えぇぇぇ????![]()
![]()
何ですかその話!![]()
いつですか?いつ閉店させるんですか??」
「え? 真弥さん何も聞かされてないの??」
「聞いてません!ってことは
本社も当然無くなりますよね??
えぇ?? えぇぇぇぇぇ???
ちょっと待って?私もそうだけど
皆さん生活どうするんですか?」
「・・・・・・
その驚きようだと
本当に何も聞かされてないんだね
酷い話だねぇ
来月末で全店舗閉店させるって言ってた
突然の話で 会社の都合だから
退職金も出すって言ってたよ」
「はぁぁぁぁぁ????![]()
いくら出してくれるのか知らないけど
困りますよねぇ!
店長クラスの人には 失礼だけど
年齢的にも次の仕事探すのに
大変な人もいるじゃないですか??」
「参ったよねぇ
真弥さんが何も知らなかったっていう事実だけでも
今分かって
少しほっとしたっていうか・・・
知ってたのに教えてくれなかったのかと思って
人間不信になりそうだったよ
お互い大変になるけど
がんばるしかないよね
私から電話があったこと 誰にも言わないでね」
こんな話をしていたら 複数の店長から
同じような話を電話でされて
驚くやら 悲しいやら むかつくやら・・・![]()
店長さんたちが会社の事で一番気になっていたのは
倒産の理由
毎月 月頭に 前月の店舗の業績などを一覧にして
各店舗にFAXし 各店舗の競争心を煽るようにしていた為
売上が下降気味なのは皆さん分かっていましたが
倒産するほどではないということを
全員が分かっていたからです
社長は倒産の理由を店舗社員達に
『業績悪化のため』とだけ言ったそうです
本社で全ての財務が分かっていた私には
店舗社員の方たちからの質問に
ちゃんと答えられませんでした![]()
「そんなに経営が危なくなってたの?
毎月の一覧だとそう思えないんだけど・・・」
「私もそう思います
倒産させる理由として そう言っているだけだと
思います
本当の理由は他にあるんじゃないかと思います」
「真弥さんでも 分からないか・・・」
「ごめんなさい
思いますってことだけしかお答えできません」
「何かわかったら 教えてほしいな」
理由がわかったところで
全員失業することには変わりありませんでしたが
突然すぎなのと 納得行かない説明に
社員全員が悶々としていました