※過去のお話です
何事もなかったかのように
元の関係に近い状態に戻っていった私たち![]()
別れようと言い出した癖に
何こいつ?と思ったので 言いました
「あのさ 今のうちらってどんな関係なの?
友達?それともつきあってんの?」
「どっちでもない気がする」
「はい?なにそれ?
」
萩本はこの頃から少し一般人とは
感覚がずれていました
『やりたいこと』というのが
職人さんなんですよ
で 先輩というのは一般人ではない方(裏の方)
だったので感覚が・・・・![]()
周りにいる人たちに感化され
まるで今の私の勤め先の社長のような
行動 発言になっていきました
この頃から別居するまでの萩本の口癖は
「金があれば どうにでもなる」
「今が楽しければいい」
「先のことは なってみないと判らない」
「やろうと思ってできないことはない」
休みなく仕事をしていたので
職人業が軌道にのってきてからの月の収入は
私の5倍![]()
遊び方も尋常ではなく後輩達を連れて
毎晩のように高級焼肉店に行っては
おごっていたようです
確かに仕事を一緒にしている後輩達に
がんばって欲しい よくやってくれた
そういう気持ちを込めて
散財していたのだとは思いますが
何で大変な職人という道を選んだのか
何がしたくてそうしたのか
私には更に分からなくなりました
本当に今だけ良ければそれでいい
その考えで生きているのだろうか・・・
つきあっているのでもなく
友達でもなく・・・セフレ?都合の良い女?
冗談じゃないです
私には息子もいるし 将来も楽しく生きていきたい
「こんな中途半端な状態で
関係を続けていくのはいやです
私にも選ぶ権利はあります
付き合う気がないなら もう来ないで」
「今すぐじゃないとだめなの?」
「こういうのってさ
時間かけて分かるようなことじゃないでしょ?
私もさ ちゃんとつきあってくれて
大事にしてくれる人を選ぶ権利は
あると思うわけ」
「俺さ 次にちゃんとつきあってくれ
よりを戻してくれっていうときは
結婚を前提として 言いたいんだよね
今はまだ 仕事も始まったばっかりだし
この先どうなるか分からないから
責任とれるかどうか分からないし・・・
結婚っていう事にぴんとこないっていうか・・・」
「どうなるか分かるまで 待ってって事?
だったら 分かってからまた連絡してよ
それまで会わなくてもいいんじゃないの?」
「・・・・ 少し時間ちょうだい」
こうして書き出してみると
萩本は良いやつっぽいように取れるところもありますが
実際は色々話していても
なぁんか 心ここにあらずだし
上から物を言う感じだし
なんでもかんでも 金 金 金![]()
金がなければどうにもならない
そればっかり┐( ̄ヘ ̄)┌
その割にはとっておいているそぶりは無く
がんがんに使っている様子![]()
金銭感覚も人間関係も
一般人とは違ってしまって
このまま萩本とつきあっていて
私はいいのだろうか?と思っていました
少し経って萩本が出した結論は
『よりを戻す』でした
安心したような 不安が増したような
変な感じでした
それと納得いかない事はありました
萩本が住んでいるアパートは
事務所兼になっていて
後輩も一緒に住んでいるし
後輩の彼女も出入りする
なにより なんだそりゃ?
だったのが
先輩の知り合いの女性を
世話役として アパートに住まわせていた事![]()
年齢も近いし 先輩の知り合いの女性とはいえ
何もないとは限らないじゃん!と思っていました
うちに遊びに来たときだって
長い金髪が洋服についていることも
何度もありました
その女性とは何もなかったはずではあります
手を出せる立場の人ではなかったですし
そこは理解しようと努力しましたが・・・(ムリ![]()
もやもやは ずっと残ったままでした
狭いアパートに 男3人~4人 女二人
そんな奇妙な生活スタイルが
どうしても納得いきませんでした