※過去のお話です
Mちゃんのトラブルがひと段落した頃から
高校時代にバンドを一緒に楽しんでいた友達と
良く連絡を取るようになりました![]()
我が家にも遊びに来たりしていて
昔話に花が咲いたり懐かしんだり![]()
その人(以下 敦)は男ですが 小学校の頃からの友達で
幼馴染だから 兄弟のような親戚のような関係
ご両親とも仲良く話をするような関係
敦が中学の同級生たちともしょっちゅう遊んでいるのは
知っていましたし 誰と遊んでいるのかも分かっていました
ある日 実家に息子を連れて遊びに行っていたら
夜に敦が私を訪ねて来ました
「アパートに電話したら出なかったし
こんな時間に子ども連れて出てるとしたら
実家だと思って来てみた
」
「行動パターンばればれじゃん
ん?
」
「今日は懐かしい奴も連れて来たぞ
」
暗い路地の方から明るい玄関に顔を出した人を見て
びっくり![]()
「うわぁ はぎもっち
」
「ちーっす
」
「久しぶりだね~ 元気?」
「うん 元気だよ なんだか真弥は色々あったと
聞いてるけど 元気そうだね」
「あったよ~ 色々とね~
」
「ちょっとファミレスでも行って 3人でお茶しようよ」
両親に事情を話して 息子を預けてファミレスへ![]()
移動中の車の中でも ファミレスに着いてからも
なんだかジロジロ
私を見ている はぎもっち![]()
「視線が痛いんだけど
何か言いたいならいいなさいよ!」
「あ ばれてた?
なんかさ・・・・ 髪すっげ短くね?
」
この時私はベリーショートにしていて
一見男子だったわけです
「何か問題でもありまして?
」
「いや 問題はないんだけどさ
モンチッチ
みてぇだなと思って」
「ぶ はぎもっちゃん それ うける
」
「どうせあんたのことだから
そんな事を思って人をジロジロ見てるんだと
分かっていたわよ!
」
「んふふふ
久しぶりに会ってこんなこと言うのは失礼?
」
「いえいえ
昔から失礼なことはたくさんされているので
今更気になりません
もんちっちーと 呼んでくれて結構です
」
「かわらねーな そーゆーとこ![]()
離婚して子どもと二人でアパートに暮らして
大変なんだろうなと思ってたけど
全然苦労してるようには見えないね
」
「だって今 楽しいもん
」
私のこの 楽しい発言に はぎもっちは
少し驚いたような顔をしました
「な?こいつ母子家庭を楽しんでるんだよ
この歳で母子家庭を楽しめるってさ
どんな結婚生活送ってたのかって思っちゃうよな」
「そんだけだったって事さ うははは」
久しぶりの再会
お互いの近況報告などしているうちに
はぎもっちが本当はとても悩んでいると知りました
原因は6年近くつきあっていた彼女にふられた直後でした
「で?はぎもっちはどうしたいのさ より戻したいの?」
「う~ん 今までも何度も別れて戻っての繰り返しで
知り合ってからは6年だけど
実際つきあってる期間は4年くらいなのね
喧嘩しちゃ彼女から別れようって言われて
暫くするとまた彼女から連絡がきて
戻っての繰り返しをしてたのね
つきあいも長いし こいつと結婚するんだろうなと
思ってたし 指輪も買った矢先にまたふられて
どうしたいのか 自分でもよくわからないんだよ」
「ほぉ 結婚まで考えてたんだ そりゃ 凹むよね
いつもは彼女からまた連絡がきて戻ってたんでしょ?
今回もそうなるんじゃないの?」
「それが・・・・ 今回の怒りは尋常じゃないんだよね
なんだかあいつ アル中みたいになっててさ
話にならない時もあるし・・・
酒ばかり飲むようになったのは 俺のせいかもしれない
そう考えると戻ってこないかもしれない」
「はぎもっちとしてはよりを戻したいと思っている
気持ちの方が大きいんだよね?」
「そこが自分でも分からないんだよ
一緒にいるのが当たり前みたいになってたから
こうなってみて 自分の気持ちを確認してみて
好きとか愛とかそういう感情で結婚を考えたのとは
違うような・・・」
「相変わらず失礼な奴だな![]()
そんなんだから 怒られるんだよ
自分の気持ちがちゃんとしてから
今度は自分から連絡取って謝りなよ
」
「うん 俺もそう思ってた
思ってたんだけどさ あいつってわがままな所が
あるんだよね
それでも一時は俺が守ってやらなくちゃとか
本気で思ってたんだよ
最近は酒飲んでる所しか見なくなって
俺に文句ばっかり言うようになったんだよ
こいつにとって俺の存在って何なの?とか思い始めたら
一緒にいるのは 無理なんじゃないかとも思ってね
だから悩んでるんだよね」
「悩んでるってことは まだ気持ちがあるって事じゃない?
一度ちゃんと向き合って話をしてみたら?」
ここで敦が
「っていうかさ 俺はあいつ(彼女)の事嫌いじゃないけど
束縛が凄いよね
俺らと遊んでても楽しんでるのが気に入らないって顔を
思いっきりするじゃん?
常に監視されてる感じでさ
たまにはぎもっちが俺らんとこに一人で遊びにきてても
いつも時間を気にしてるよね?
少しでも遅くなると 集まってる場所にまで
迎えに来るだろ?
あからさまに怒っててさ 俺らにまで文句言ってくるでしょ
あれはどうかと 前から思ってたんだよね」
「そうなんだよね 俺にもつきあいってあるし
あいつだけと向き合ってても
酒ばっかり飲んでて 会話なんてないんだよ
なんでも言う事聞くようにしてたけど
疲れたってのも本音なんだよな」
私には判らない話なので少し黙って聞いていました
私たちに話をしたことで 少しすっきりして
ふっきれてしまったのか ふっきろうとしたのか
「もういいや あいつとはもうより戻さない
また戻そうって連絡が来ても 戻さない
こんなことずっと繰り返してても
振り回されてるだけな気がする」
敦と私の顔を見て
「しばらくは皆で楽しく遊べれば それでいいや
」
この日ははぎもっちの話を中心にして
お開きになりました
そして別れ際に また直にでも遊ぼうとなり
「今度は息子を連れて遊びにいこう」
と敦とはぎもっちが提案してくれたのです
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