※過去のお話です





離婚届を貰いに行って自分の記入欄に記入し

こちらで記入できるところは全て書き終え

(知り合いのおばさんを巻き込みました

 このおばさんは離婚暦ありで

 私の現状を知って喜んで記入してくれました)

Kと会った1週間後の夕方 

待つのを覚悟してアパートに向かいました


さすがにパチンコばかりしていられないと思ったのか

アパートにいたK


「離婚届持ってきた

 こちらで書ける所は全部記入済みにしてきたから

 あとはKの名前と住所を書いてもらうだけだよ」


「うん・・・・」


「住む所はどうするの?」


「とりあえず 姉ちゃんに話しをして

 しばらく姉ちゃん家に行くことにした」


「そう

 荷物はどれを持っていくの?」


「これは 妹がもって行くって

 後はいらないから捨てるか

 お前が持っていけばいいよ」


「分かった いつ出て行く?」


「○月○日に

 姉ちゃん夫婦と妹が手伝いにくる」


「そっか じゃ私はその後とりに来るね」


「・・・・・・・・・悪かったね」


(今更謝られてもねぇ・・・)

「そう思うなら 息子君に恥ずかしくないよう

 これから生きていってください」


「そうだね・・・」



Kは離婚届に記入をし

私に渡しました


「あ 電話の権利は貰っていいかな?」


「いいよ どうせ俺しばらく使わないだろうし

 それくらいしか 渡せない」


「それと 親権は私でいいよね」


「うん そうしてくれ」


「じゃ 私これで帰るから

 提出は年明けにするね」


「分かった

 姉ちゃん達が 一度話しをしたいって

 言ってるんだけど」


「え? あ そう

 じゃ それも年明けにお願いします」


「伝えておく」


「じゃ その時にね ばいばい」


「うん」







何ともあっけない 時間でした

今まで色々されてきたのは何だったの?と

思うほど すんなりと離婚成立

こんなことなら もっと早く離婚すればよかった


言葉では「悪かった」と言っていましたが

本当はどうなんだろうとまだ疑っていた私


『離れてしまえば どうでもいいや』

とこの時は思っていました



年末 Kが荷物を運び出した後

自分の荷物を取りに行き

掃除をしました


お風呂がカビだらけで 大変でした・・・


『こんなお風呂に入ってたの?』




全部の掃除を終えて

空っぽになったアパートを玄関から

しばらく眺めていました


『辛い思い出の方が多すぎる

 それでもここで 息子との日々が始まったんだ


 今までありがとう 

 嫌な事はここに 置いていかせてもらうね

 

 ばいばい』


アパートの鍵をかけ

そのまま大家さんに挨拶に行き

お礼と挨拶をして帰りました



年が明け 区役所が始まってすぐに離婚届を提出し

正式に離婚が成立しました


22歳になる少し前

母子家庭になりました



離婚が成立しても やらなくてはならないことが

たくさんありました


区役所内の福祉課に行って

母子手当てなどの手続き



電話の名義を私に変え


親権や名前

家庭裁判所へ行って 書類を書いて

直に手続き終了


あっけないな・・・・ と思いました


住民票や保育園の書類なども

全てやりました



仕事を探し始めようとしている時に

お姉さんから実家に電話が掛かってきました




「色々落ち着いたかな?

 ちょっと話しがあるから 

 時間が取れるときに 家まで来てもらえる?」


「分かりました 次の日曜日に伺います」




親がいないから 親の代わりを

お姉さん夫婦がしなくてはいけない

Kじゃ話しにならないから

自分達が嫌な役目をしなくてはいけない


少し申し訳なさそうに話すお姉さんが

不憫でした





※色々はしょって書いてる気がします

 思い出せませんあせる