※過去のお話です
息子が入院していた時に起こったことだと思います
（定かではないです）
私は１ヶ月に使うお金を
封筒に分けて しまっていました
封筒には
家賃
水道光熱費
食費
雑費
と書いてテレビの台にしていたボックスの
引出しの 書類等の下のほうに入れていました
家賃を大家さんに支払いに行こうと
引出を開け 封筒を取り出しました
開けてびっくり
からっぽです
他の封筒のお金は入っていました
その日Ｋがパチンコから帰宅したのは夜の１１時頃
普通に「ただいま～」と部屋に入ってきました
「あのさ・・・
ここに封筒に分けてしまっておいた
家賃の分だけ 空っぽなんだけど
持って行ってないよね・・・？」
「・・・・・・」
「黙ってるってことは
持ち出したってことだよね？」
「・・・・・・」
「家賃って書いてある封筒なんだから
家賃なのは分かってて持ち出してるんだよね？」
「・・・・・・」
「何で持っていったの？
何に使ったの？まだ持ってるなら返して
」
「パチンコで使った 全部なくなっちゃった
増やそうと思ったんだけど だめだった
」
「だめだったって・・・
今月の家賃 どうするつもり？
持ち出す時 増やせなかった時のこと
考えなかった？
」
「他にも封筒あったじゃん
そこから払えばいいんじゃないの？
」
「他の封筒にも 何のお金って書いてあったの
見てないの？」
「・・・・・・・」
「自分の収入から考えて
ひと月２か月分の家賃が捻出できると思う？
」
「貯金とかないの？ 事故の時のお金とかさ」
「貯金？
あるわけ無いでしょ？
それに事故の時のお金だって
病院通いとかで普通に生活してるよりも
出費があるんだから
いつまでもあるわけないでしょ？
自分の収入を考えて使わなければ
お金なんてあっという間に無くなるんだよ？」
「・・・・・うるせぇなぁ・・・・
俺の稼ぎが少ねぇって言いたいのかよ！
（はいっ またでたー）
大体 何でそんなに金がねーんだよ！」
「そうじゃなくて 収入と出費のバランスを
考えてって言ってるの！
Ｋが使ってきちゃうから無いんでしょ！
毎月どれだけ催促してきてると思ってんのよ」
「ちっ
使っちゃってないものは 無いんだよ！
増やせなかったんだからしょうがねーだろ」
「じゃぁ どうすれば良いって言うのよ！
」
「お前の親に借りれば？
」
「はぁ？？？？
なんて言って借りるってゆーのよ！」
「今月は出費が多くて足りなくなったから
貸してくれって言えばいいだろ？」
「何言ってんの？
嘘じゃん！そんなの！！」
「しかたねぇだろ？
無いものは無いんだから
とりあえず明日借りて来いよ
」
この話をしている最中も
殴られたり どつかれたりしています
お金を借りてこなければ
家賃が払えないのは事実なので
仕方なく 次の日に親の所へ行きました
本当の理由を言えないままでしたが
私の顔にできている あざを見て
母親は 見抜いていたと思います
「直に返すからね ごめんね
」
「急がなくて良いから
毎月少しずつ返してくれればいいから」
この時に借りたお金は
次の月のお給料の日にとりあえず一括返済しました
でもね・・・
これで味をしめちゃったんですよ
おとなしくしていたのは 数ヶ月でした
この頃のＫはまだ大喧嘩した後は
私に優しく接してきていました
でも 私だっていつまでもそれで
誤魔化されている訳がない
逆襲し始めてるんだから気がつけばいいのに
優しくしても私の機嫌が直らなければ
その辺のものに当たって不貞寝
次の日には忘れている
そんな感じでした