※過去のお話です





私の両親の協力のもと

二人での生活を始めることができるようになりましたが

Kは仕事を辞め

夜の運送業へ転職しました

半分自営のような物で

仕事がなければ 収入にはなりませんでした


それなのに 休みの日はパチンコ屋へ

開店前から並ぶ

お金がないのに小遣いは月最低5万

稼いだ時の分全部パチンコ屋さんへ貢いでしまう



生活の為に 私もアルバイトを始めました


もちろんKに相談のうえ

Kが仕事に行っている間にできる仕事

コンビニで 夕方から夜10時まで


コンビニのオーナーさんが

アパートのオーナーさんでもあったし

同級生の実家だったこともあり

とてもかわいがってもらいました


アルバイト仲間達(年下ばっかり)とも

仲良くできて

楽しく生活が始められて嬉しかった


私が楽しそうに仕事をしていることが

気に入らなかったのか

転職したばかりで 仕事に馴染めず

イライラしていたのか

もともと そういう性格だったのか

この頃から私に対する 言葉の暴力も始まりました


転職したばかりで

お金もなく 食事は粗末なものでした

限られたお金の中で

安いものを組み合わせて作っていたため

和食・洋食が同じテーブルに並んだりすることも

残り物が並ぶこともしょっちゅうあったのです


これは私が未熟だったせいもありますが

両親が揃った恵まれた家庭で育っているくせに

料理もまともにできないのかあぁっ?!

厳しく 冷たい言葉が飛び出したあげく



「こんな料理 食えねえよむかッッ!!!!



と 巨人の星の 星一徹さんばりに

テーブルをひっくり返し

部屋中に料理が散乱したこともありましたガクリ


もちろん 散らかした後の片付けはしません


一生懸命作った料理が罵倒され

部屋中に飛び散る

まるで三流ドラマを見ているようでした


「私の腕も悪いけど

 お金がないから 材料を買えないんだよ」


と片付けながら話たところで 睨むだけ目(めばちこ、ものもらい)


こちらが呆れてそれ以上は何も言う気になれませんでした




そんな頃に私が言われた言葉




髪型短くすれば?長いの似合わない

(多分妹がショートだったから)


化粧しなよ みっともない


素敵な奥様みたいになれないの?


一緒に出かけないのは

お前が汚らしい格好してるからだ


部屋はいつもモデルルームみたいに

綺麗にしておけ


食事は暖かくないと嫌だ


お金の管理はお前の仕事

足りないのは俺のせいじゃない


その笑い方 なんとかならないの?


話し方がかわいくないよね


Mは何をするにも一生懸命だった


Mはいつも笑顔で話しかけてきたし

怒る時だって 言い方が優しかった

なのにお前はなんなの?


などなど



私の存在自体を否定する言葉やら

都合の悪い事は全部私のせいだと

言うような事ばかりいうようになり

更には 妹と私を比べて 私を貶すのです


ある時 切れました




「私に何を求めているの?

 お金がないから 化粧品なんて買えない

 いくらすると思ってるの?

 買い物に行かないから 何がいくらするとか

 全然分からないでしょ?

 汚らしい格好?

 買えないから友達からお古貰って着てるんだから

 しょうがないでしょ?

 何も贅沢なんてしてないのに お金が無いのは

 私のせいなの?

 髪型?話し方?笑い方?

 私全部を否定してるようなもんじゃん

 今まで私と一緒にいて ずっとそう思ってきたわけ?

 気に入らないなら一緒にいなければ良かったじゃん

 悪いけど 私は私

 妹がそんなにいいなら 妹と暮らせば?」


私が言いたい事が 理解できなかったのでしょう

返ってきた返事は


「妹は他の男と一緒に暮らしてるんだから

 無理に決まってんだろう┐( ̄ヘ ̄)┌」


論点ずれてねはてなマークいつもこんな調子でしたから

話をするのが嫌になっていました




この頃の私の願いは 子ども

子どもが産まれてくれれば

Kも変わってくれるかもしれない

二人だから うまくいかない

子どもがいてくれれば 子どもに目が行き

パチンコに使うより 家族に使ってくれるかもしれない

私に対してKの見方も変わってくれるかもしれない


そんな大きな勘違いをしていたのです




大体・・・なんで私が無一文になったのか

それはすっかり忘れて

自分は悪くないって態度自体おかしいですよね

なんでこんなに必死になって一緒にいようとしたんだろう


親への面子 周りへの見得

産んであげられなかった子どもへの思い

結局自分一人でプライドだったり 空回りだったり

おごりだったんですよね

誰かを変えたりできるわけないし 

変わって欲しいなんて 一人よがりでした