ここは「猫の森の診療所」

 

わたしは診療所のカウンセラー「久松 想(ひさまつ こころ)」と言います。

 

ここは、過去のわたしと同じように不倫で苦しんでいる方たちにとっての「安心できる場所」であることをお約束します。

 

 

彼とのこと 回想④の続きになります。

 

なにしろ20年も前の話なので、初めて出会った日以降は、時系列や記憶が曖昧なところも正直あります。

 

なので、覚えているところを、ひとまずわたし目線からぽつぽつと書いていきたいと思います。

(後々彼目線のものも出てくるかも?意外と同じ場面でも、わたし目線と彼目線では違う記憶のものもあったりします。それが違う人間であることの面白さでもありますよね。)

 

 

彼と出会って、しばらくは続いた幸せな日々。

 

その幸せな日々の中でも、わたしは常に不安を抱えていました。

 

どうして彼のように若くて素敵な人がわたしなんかを好きになってくれたんだろう・・・

どうして、どうして、と不安の種はいくらでもわたしの中から出てきます。

 

この頃は経済的にもとても不安定で、お金のことでも毎日悩んでいました。

 

なにもかもが不安定でぐらぐらなものの上で、わたしはまるで綱渡りをする曲芸師のように、必死で綱から落ちないようにバランスを取っていました。

どこかがいつも苦しかった。

 

慣れない狭いワンルームの日当たりの悪い部屋。

慣れない仕事。

慣れない仕事と自分の勉強の両立。

 

なにもかもがどこへ向かっても行き止まりな気がして、閉塞感でいつも息ができていない気がして苦しかった。

 

今思えば、そんな中で、彼との時間にだけ、無理やり希望を抱こうとしていたのかもしれません。

 

彼とのことにも必死過ぎたように思います。

 

そんな必死な年上の女なんて、重いに決まってますよね。

 

わたしは彼の前ではいい女を気取っていましたが、きっとそういう空気感って、どこをどうやって隠しても伝わってしまうものだと思うんです。

 

だんだんと彼の態度がなんか変だなあと感じるようになりました。

 

感じていたけれど、気付いていないふりをしていました。

 

 

気付いたら終わってしまうから

 

けれど、どんなに気付かないふりしたって、その日はやってきます。
 
彼にある日、こう言われました。
 

 

別れた元カノが忘れられない

 

 
 

お問い合わせやブログのご感想などはお気軽にこちらからどうぞ

 

 

現在有料メニューは『メールでお話』だけ承っております
必要な方はコチラからお申し込み下さい

 

 

*お支払いはpaypalのみ、メール期間は一週間、最低一日に一回は返信します*

あなたの心が少しでも軽くなりますように