ピンちゃんがピピーちゃんと喋っていました。

彼らは、人間ではありません。

動物でもありません。

しかし、喋ることができ、歩くことだって、自由に動くこともできます。

そして、ピンちゃんとピピーちゃんは、いつも仲良しです。

ピンちゃんは言いました。

「今日はどこに行って遊ぼうか?」

ピピーちゃんは言いました。

「今日は遊園地でジェトコースターに乗りたいな」

すると、ピンちゃんが答えました。

「それはいいね」

「でも、普通のジェットコースターじゃおもしろくないから、大阪のUSJというところのジェットコースターに乗ろうよ。」

すると、ピピーちゃんが言いました。

「それは、いいね、大阪のUSJならおもしろい乗り物がたくさんあるし、ジェットコースターも迫力満点だよ、確か5年前に一度行ったことがあるから案内できるよ。」

「ピンちゃんは、大阪のUSJに行ったことあるの?」

ピンちゃんは答えました。

「大阪のUSJに行ったことは何度もあるよ。あそこは、いろんなイベントもやっているし、ジェットコースター以外にもたくさん楽しめることがあるよ。」

ピピーちゃんが答えます。

「そうなんだ。一度しか行ったことがないから、あまり知らなかったなぁ。じゃあ今日はそこに行こうか。どうやって行こうか。僕たちは、飛んで行けるけど、人間みたいに、電車とか車で行かない?」

ピンちゃんが答えます。

「そうだね。僕たちはいつも飛んでどこかに行っているし、最近は飛んで移動するのも飽きてしまったね。それなら電車を使って大阪のUSJまで行こうか。」

するとピピーちゃんが答えました。

「今いるところが奈良県というところらしいから、電車だとわりとすぐにいけるかもしれないね。まだ朝だし、着くころにはまだ昼前とかだと思うよ。早速出発しよう。」

ピンちゃんが答えます。

「わかった、じゃあすぐに出発しよう。お金はちゃんと持ってる?持ってなかったら少しなら貸してもいいよ。」

ピピーちゃんが答えました。

「失礼だなー、お金なんて北斗七星に積みあがるほど持ってるよ。そんな心配してくれなくても大丈夫だ。」

ピンちゃんが言いました。

「ピピーちゃんってそんなにお金持ちなんだ、じゃあ大阪のUSJに行くんじゃなくて、ここらへんにテーマパークを作ろうよ。」

ピピーちゃんが答えました。

「それはいいアイディアだね、それなら移動しなくて済むし、僕の特殊製造装置なら、土地さえあれば、10分ぐらいでテーマパークが作れちゃうよ。とてもナイスアイディアだよ。」

ピンちゃんが答えました。

「あ、あそこに余ってそうな土地があるよ。奈良県に許可をとることなんて、僕たちだったら電話したらすぐだし、すぐに取り掛かろう。」

そして、二人は奈良県の土地の管理者にすぐに電話し、すぐに許可がとれました。

そして、ものの10分でテーマパークを建設したのです。

「今日は貸し切りだね。迫力満点のジェットコースターも作れたし、今日は思う存分遊ぼう。」

と、ピピーちゃんが言いました。

そして、二人はピピーちゃんが作ったテーマーパークで夜まで遊びつくし、近くのラーメン屋さんでラーメンを食べて帰途に着きました。

彼らの、遊び方はとても規格外です。

 

おわり

 

 

著:ねこねずみ

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