狩猟工房さんの解体教室体験記その3です。
今回もラストじゃーありません。もー一回お付き合いください。
毎度ですが、動物の解体画像出てきますんで苦手な方はここで引換してくださいなー。
興味を持った事に関してすぐに道具が欲しくなっちゃう性質なんで、またアレも欲しいコレも欲しい病が発病中です。
前に出来るだけ持つ道具を減らしたいから、ナイフ一本で出来るだけしたい。
みたいな事書きましたが、ガットナイフが一寸気になる…んですよね~。
まー、確かにナイフ一本でアレもコレもこなせちゃえばねぇ、カッコイイんでしょうけど。
現場では出来るだけ速やかに血抜き、内蔵抜きはしなきゃなんでしょうから、安全に(内蔵に傷つけず)速やかに作業ができるにこした事は無いわけで。
なーーんて理屈をつけて新しい玩具が欲しいだけなのは分かっているんですが(そもそも鉄砲ないんで猟にも出れねーくせに(^_^;))
で、コレが気になる!つーか欲しい!!
んですよねぇ…
ノコの変わりにハサミだったら尚良かったんだけどなー。
ノコ無しのブレードとガットナイフだけの安いタイプがあるけど、それでも良いかも。
さて、それは置いておいて
前回の続きです
今度は前回の終わりで落とした頭の部分の処理です。
頭部(てか顔)から取れる主な肉は、ほほ肉とタンでしょうか?
もっと細かく食べれるところはあるんでしょうが(脳みそとか良く聞きますよね)今回はほほ肉とタンしかやりませんでした。
豚さんは耳食べるけど…猪は毛深いから大変かな?
画像↑はタンを取るところです。左右の下顎の裏から下顎の骨内縁にそうような感じでV字に切れ込みを入れて、あご先の裏の方で繋がるような感じにします。
で、空いた穴から手を突っ込めば舌を引っ張り上げる事ができます。
ほほ肉は下顎の骨外側のラインから頬骨にそうようような感じで、ややほほをえぐる様な感じで刃を入れていれます。
画像ではほほ肉はまだ取れてませんね。
次は胴体に移ります
肋骨の処理です。ここはスペアリブになるところですね。
色々な処理の仕方があるようで、一寸話だけではどの方法がどんな感じっていうのを掴みきれてないのですが、まず肋骨を一本づつ取る方法だけ教わりました。
この方法で処理する場合は背ロースを取りにくくなる?(この猪の個体の大きさだと?)と言うことのようです。
実際は背ロースを取る方法を選びましたので違う方法で処理をしています。
背骨と肋骨の境目に刃を入れます。
肋骨についている膜を剥がす。
肋骨の際に刃を立てる。
肋骨弓にある軟骨を処理する。
一本一本外す…みたいな感じだったと思います(一寸画像が無いんで記憶があやふやだ~(^_^;))
で、上の説明の方法を選んだため肋骨をつけたまま次の作業に移ります。
背骨に沿って刃を入れていきます
で、先に前足を外します。
一寸…この辺アタフタ感が有って記憶が曖昧ですが
前足は関節自体が浅いので、肩甲骨回りの筋肉を切れば簡単に外れます。
脇の下(足だから脇じゃないんだけど)から刃を入れて、肩甲骨を探りつつ刃を入れていけばOKです(確か)
で、外れるとこんな感じです↓
次は半身を切り取る作業に入ります。
背中側から刃を入れます。
背骨を探ってその左右際に刃を入れて骨際を切っていきます。
骨に刃が当たるような感じで刃を入れていきます。
背中側から刃を入れたら今度は腹側から刃を入れます↓
えーっと背ロースの取り方は…どうだったっけ?って感じなんですが(^_^;)
さてこんな感じで解体は進みます。
と言っても、作業をしながらの撮影だったんで飛び飛びの画像しかなく、しかも記憶も一寸曖昧だったり…で(^_^;)
次で終わりなんですが、かなり端折った説明になっちゃいそうです。
とは言え
正確にこの部位取りたい。って事でもない限りは取り敢えずこんな感じで解体できる~って感じを掴めただけでも勉強になりました。
今回参加された方で、狩猟を始めたときに、知識がないうちに猪を取ってしまい、解体にかなり難儀した。って話を聞いたんですよね。
手順と言うか、手間が分かるだけでもだいぶ違うと思いますんですよね。
ということで今回はこの辺で…