狩猟工房解の体教室に参加してきました~其の2 | れっつらシューティング@銀の翼統一事務局

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50手前のおっさんです
色々と趣味の事を書いています。
最近は流行り病色々自粛中に始めたDIYにはまっています。
初心者がアレコレあがいてDIY活動する感じを楽しんで貰えれば…なんて考えています。

早くコロナ騒動が終わって、戦争も終わると良いですねぇ。

狩猟工房さんの鹿解体教室(うちらは猪選んだけど)其の2です
コレから解体作業中の画がバンバン出てきます。
そういうの駄目な人は今のうちに退避してくださいm(_ _)m
 

モーラ ロブスト
初手の切れ味は流石モーラ。だったんですが、イノシシの脂が凄くって次第に切れ味が鈍ってきちゃいました(鹿なら大丈夫だったかも)
現場では水があまり使えない環境だった事もあり、途中洗えたのは一度だけ。
途中でできるのはキッチンペーパーで拭う程度のメンテのみ。
タッチアップすれば切れ味復活したのかな?



さて今回から解体作業に入ります。
残念ながら内蔵関係は既に除去してあります。
実はそこが一番見たかった、知りたかったんですが…ま、よくよく考えれば獲物はいつ捕れるかわからないんですよね。
それを今回の教室用に用意しておくには、予め用意しておく必要があるわけです。


 
 
まずは足の周りの皮を剥ぎます。
内蔵が除去されててお腹は既に縦に割かれているので、ソコから足にかけて切込を入れます。
画像ではガットナイフを使っています。
初手はナイフで切れ込みを入れていたんですが、皆さん初めてなんで刃の当て方が分からず苦労しているところに、コーチの方が「これ使うとやりやすいよ~」と持ってきてくれました。
確かにコレなら先端に刃が無いんで革だけ切れてやり易い。ザクザク切っても大丈夫です。
うちは…
現場にはなるべく少ない道具で行きたいかな~。
って思ってたんで、何事も練習!と割り切り自前のモーラで頑張りました(^3^)/

 
 
次に、先に入れた裂け目の回りにグルッと切れ目を入れます。
で、皮剥の作業はココから開始します。
足は脂肪が少ないので、皮を引っ張ったときに見える皮と筋肉の境目の膜に刃を当てれば、メリメリって感じで簡単に皮を剥ぐことができます。


さーてここからが大変なんですよ~
次に顔、腹、腰のあたりの側面の皮を剥ぐ作業なんですが、ここは脂肪がタップリなんです。
で、イノシシは脂肪が美味しいのでできる限り脂肪を残した状態で皮を剥いでいくんですが…コレがすっげー大変。と言うか手間がかかる作業なんです。
皮と脂肪って、筋肉の時みたいに(足の時)境目がはっきりしているわけでは無いので、何処に刃を当てて良いのがが初心者には全く分からない。
そして、脂肪は皮との密着度が高いんで刃の立てる角度が難しいんです。

コレはお顔方面ですねえ↑


大体二人が作業している状態で、疲れたら変わりみたいな感じで作業が続きます。
コレはお腹~腰ですね

で、大体半分まで行ったら裏返して、さらに半分やってみたいな感じで剥いでいきます。


ここで進行が少し飛びます。
と言うのも、手袋をして作業するんですが手が脂まみれになっちゃってて…
携帯で撮っていたんですが、一寸この手で携帯を触りたく無かったんです。
手袋を外すと今度作業に戻るときに脂まみれの手袋を素手で触ることになるので…

どっちにしても次の撮影の時には脂のついた手で携帯を扱うことになるなぁ…(´ヘ`;)
って感じだったんです。
まぁ、最後は後で洗えば良いか(一応防水のなんで)って感じで諦めたんですが…
再度撮り始めた時には
もう皮剥ぎ終わって頭落としちゃてる↓

皮剥ぎ自体は左右終わったら、背中を縦に剥いで行くことで完了です。
頭の落とし方は背中に手を当てて頭の方に触っていくと、頭の骨の端っこが分かるんで(人間で言うところの盆の窪ってあたり、後頭骨下縁)そこに刃を入れます。
上手く入ると背骨(猪も頚椎って言うのか)が出てくるんで、頚椎の継ぎ目の周囲の靭帯やら軟骨やらを切ると骨が外せます。
で、骨が外れたら後は筋肉でくっついているだけなんで、骨をたどって左右に刃を入れて行けば首を落とすことができます。
ここまで来ちゃえば、丸の肉~って感じですよね。
今回はここまで、さらに次回に続きます。
ちなみに
鹿は皮剥ぎに時間がかからないんで進行速度が速いです。
既にバラバラで、もう部位別の説明に入っています。

次は鹿をやりたいなー