5/26(日)

数日前からあった左頬の僅かな腫れと左目の膿性眼脂が気になり、かかりつけ医ではない病院を受診する。


そこで、左側口腔内に腫瘍が見つかり、細胞診を行つわた結果「扁平上皮癌」と診断される。




癌告知をされてから、それまでの数ヶ月にわたる微かな異変が、全て線で繋がった。


正確な日付までは覚えていないが、少し暖かくなってきていた2-3月のことだったと思う。



①寝ている時に流涎があった

②口臭が僅かにキツくなった

③涎に、僅かな血液が混じることがあった


元々、高齢の猫だったこともあり、たまに涎を垂らして寝ていることがあった。

いつものことだろうと当時は思っていたが、今、思い返せば僅かに頻回だったように感じる。


口臭も、元々あったため深刻には捉えていなかった。

高齢猫特有の歯周病で少しばかり進行しただけだろうと思っていた。微出血も、歯周病、歯肉炎が起因のものだと思っていた。



診断は違った。予後の悪い扁平上皮癌。しかも、上顎の。

この時に、病院で言われたことは「年齢も年齢だから、積極的治療ではなく安らかに穏やかに過ごせるように緩和ケアをお勧めする」だった。





これまで、大病することなく12歳まで生きてきた。

私が譲り受けてから5年。毛艶もよく、ふくふくで、たまに関節炎で病院にかかる以外は病院に行ったことなんてない健康優良児だった。

血液検査も、年齢の割に異常もない本当に健康な猫だった。

腎臓のためにと、大好きチュールもかつぶしも、オヤツも他の子たちと少量を分け与え、「ちょうだいちょうだい」するのを我慢させて、月に数回しか与えてなかったのに。まさか、こんな健康な子が癌になるなんて。しかも、予後は悪く、浸潤する扁平上皮癌になるなんて。

私も夫も事実を受け入れられなかった、5/26。




よくみると右頬に比べ、左頬袋に若干の腫れがある。