6時に起床

テントの外に出てみると

吹雪いてるΣ(~∀~||;)

あれー山岳予報は晴れだったんだけどなぁ…


低気圧も抜けてるはずだし…

ま、その内落ち着くだろう

落ち着かなきゃ撤退!


ゆっくりと食事を取り、水を作り

7時過ぎ 顔を出すと

晴れてーら


今回の女峰山は本当に天気が読めない

不安定すぎる…


撤収を済まし、まだパッキングを終えていない

パートナーを置いて先に先行ラッセル


雪が深い

場所によっては胸まで潜る


くはぁッ キツイ!(´Д`;)

昨夜小屋まで強行しないで正解だったな


小屋まで後250m

大ガレに1時間程で到着

500m進むのに1時間って…


斜度は35~40度くらいの幅60mくらいのトラバース

積雪量は1mに満たないけれど…


とある山屋の戯言日記-大ガレ

写真右下の岩陰にザックを下ろし


斜面に30×30cmくらいのブロックを切り出す

いや、切り出そうとした


サクサク…

さー…


Σ(゚д゚;)


ブロックを切る

それだけで表面から5cmくらいで

雪が流れた!!!!

恐ろしく脆い!

破断面を軽く叩く


ズルッ


また5cmくらい下で流れる


もう一度 叩く


ズルッ


弱層だらけだーーーーーーーーーーーーーーーーY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!


雪の量が少ないとはいえ…
とある山屋の戯言日記-大ガレ見下ろす

落差コレだけある↑斜面をこの雪質で

トラバースなんてしたくない!!

パートナーはまだ追いついてこないので

(遅いけど迷うところも落ちるところもないので差ほど心配せず)

偵察でガレ場の上に直登してみる

とある山屋の戯言日記-大ガレ

この真ん中のトレースが登高ライン

一応、高捲いて降れば行けそうだけど…

この状態だと小屋まで1時間

そこから山頂まで3時間ってところか

確実に小屋泊になるな 行くと

どうするかなー

ここは退くのが懸命だよなぁ


追いついてきたパートナーに

行く?

と聞くと

無理。登れない。

と即答

おk んじゃ、帰ろうか。


9:30撤退決定


帰ってきて思う。

ここで下山していてよかった

山頂に向かっていたら

今、まだ山中だったろう

しかも、体力も限界近くまで使い果たし

フラッフラになりながらの下山


来た道を戻る

昨日付けたトレースは

ほとんど消えており

また道をつけながら進む。


とある山屋の戯言日記-雪庇が成長しています

雪庇が成長していた

ここは夏は笹原で気持ちの良い斜面だ

ちなみにここはガッチリ締まっていた

竜巻山手前の2000m地点

とある山屋の戯言日記-はるかかなたの女峰山

振り返ると遠くに前女峰山 その奥に女峰山

頂は遙か向こう

とある山屋の戯言日記-下山中

少々、くたびれモードのパートナー

いや、ウチもくたびれモードでしたが

下山を決め、モチベーションが落ち

どっと疲れが襲ってきたのだろう…

ちょっと こう言う時は

気を引き締めないと危険だ

とある山屋の戯言日記-黒岩辺り

11:30ようやく黒岩の手前

雪面に一本の道がキレイだ

とある山屋の戯言日記-黒岩トラb

黒岩トラバースし終えれば

後は、ひたすらゆるやかな尾根を下るだけだ


12:30白樺金剛を過ぎ

13:20稚児が墓

14:30再び東照宮に戻ってきた

とある山屋の戯言日記-入山地点&下山地点


厳冬女峰山

手ごわく その頂きは遙か彼方


が、去年よりはその頂きは近づいた


来年こそは!


おわり




下山後体重計ったら2kg減っていました

(●´ω`●)ゞ へへへ♪


今回の装備重量18kg


入山日1/30-31 2人