ダイニングテーブルにPCを置いて

今これを書いています。

家の前が公園なので、青々とした欅の葉がまぶしいです。

新緑の季節になったなぁと感じます。

 

でも、ふだんと違うのは

公園で遊ぶ子供の姿がまったく見られないことです。

世界は激変してしまった。

 

 

去年の今頃はどうしていただろうかと考えます。

4月8日に母を亡くし、忌中ではありましたが

普通に仕事に行き、年度初めの忙しさに寂しさを紛らわせ

10連休の過ごし方を考えていたのがちょうど今頃。

そんな時間は今年も来年も変わらず続くと思っていたのに。

 

日本国内でコロナが拡大してしまったことに対して

春節の時に中国からの人を受け入れていなければ、とか

欧米からの帰国者の検疫を徹底的にやっていれば、とか

そんな話はよく聞くけれど

所詮過ぎたことだし

仮にそのふたつが徹底してできていたとしても

世界中の国が同時期に鎖国して、外国人自国民に限らず入国を禁じなければ

いずれウィルスは広まっていっただろうと思います。

だから、そんなことを言っても仕方がない。

 

スペイン風邪のように、全世界の7割以上が感染して社会的免疫を獲得し

ウィルスが自己の存在を守るために弱毒化していくことと

特効薬やワクチンが開発されて、季節性インフルエンザのように簡単に検査もできて

罹患してもごく一部の人を除いては重症化はしない、ようになることと

どちらが早いか・・・・ということになるんだろうな。

 

日本は、武漢で流行し始めてから日本での感染拡大まで

2ヶ月くらい時間が合ったのに

結局なんの準備もしてこなかったことが

今の状況を招いているような気がします。

「起こってから対策を検討する」なんて危機管理の上では最もあってはならないことなのに。

中国やイタリアやスペインが、この感染症の拡大がどんな状況を引き起こすか

大きな犠牲を払って見せてくれていたのに

検査態勢も、病床の確保も、経済対策もなにも準備できてなかった。

クラスター対策とか、そんなことで押さえられるほど簡単なウィルスじゃなかったのに。

そこからの軌道修正もいまだできていない。

水面下でやっていてくれると思っていたのに。

 

今日夜の番組で、ダイヤモンドプリンセス号で何が起きたか とかいうのを放送するそうだけど

なんかもう、DP号のことさえ

もう何年も前のできごとのような気がする。

 

 

あーーー、熱っぽいから病院行ったら、コロナだったーーー

 

わーー、大変だねぇ。お大事にしてね。

 

 

そんな会話を交わせるような世界が早く訪れますように。

 

 

来年は、

手洗い、うがいは必須でもいい。

ソーシャルディスタンスをとっていてもいい。

そうやって細心の防御を払いながらでも、青空の下

青葉を眺められるような、そんな5月を迎えたい。

 

書くこと、どうしても暗くなっちゃうね。