土曜深夜ドラマ「あなたには渡さない」
専業主婦だった通子(木村佳乃)の前に現れた
金沢の造り酒屋の女将多江(水野美紀)は夫の愛人だった
深夜枠にふさわしいドロドロの展開だったけれど
昔の、大映ドラマ並みの
わざとらしい台詞の数々に、
途中からコメディにしか見えなくなった。
通子(木村佳乃)がとにかく「まっすぐ」過ぎて
ここまでまっすぐだと、周りはちょっと疲れるかも。
なんて思いながら見ていましたが・・・・
割烹「花ずみ」の先代女将の遺影の顔が
いつも花や光で隠されていて
最終回にその顔が暴かれて
「ええ?そういうことだったの??」みたいな展開を期待していたんだけれど
それも・・・なかった。
なんのために、顔を隠したのか、その演出が不思議。
多江(水野美紀)は、いったいなんのために
通子に近づいたのか・・・・
旬平(萩原聖人)を手に入れるため?
「女として通子に勝ちたかった」と言ってたけれど
なぜ自分の身を売ってまで通子にお金を用立てるんだろう?
最後には若い板前と夫婦になっているし。。。謎。
そもそも、社長を務めていた「金沢の造り酒屋」はどうなってしまったの?
最後、道の駅で働いてたよ?
さまざまな出来事が、単発で起こって、まったく回収されないことにビックリだわ。
笠井さん(通子の子供のころからの知り合い=田中哲司)の贈収賄事件に絡んで
週刊誌ネタにされて、お店が大混乱したのに
ランチを始めたあたりから
何ごともなかったようにお客さんが来るようになっていて
「人の噂も七十五日」とか言うけれども客商売にとっては大ダメージだろうに
反発しまくっていた娘が
めっちゃ良い子になっていたことなんて
大した疑問ではないと思えるほどの、えぴそーどの数々・・・・
でも極めつけは
贈収賄事件に絡んで逮捕された笠井(田中哲司)が
飛び降り自殺しようとするのを止めに家を飛び出した通子だけど
間に合ったのかどうか
その後、通子がどうなるのかも
まったく明らかにされず
通子は走った、ただ自分の気持ちのままに走り続けた
通子を止めることは誰もできない
とかいうナレーションで・・・・・ドラマが・・・・
終わってしまったーーーー!!!
え。え??
最終回だよね?
どーなるの?このあと。
ここで、終わるの?まじで?
なんつー中途半端な。。。。。
この土曜ドラマの枠って、
松本まりかさんや中村倫也さんを一躍有名にした
「ホリディラブ」の枠だと思うけれども
あのドラマも、よくわからないことがたくさんあって、
最終回でも謎を残したままだったから、
敢えて、決着をつけずに終わらせたのかも知れないなと思うけれども
めっちゃストレス、溜まる