高校教師をしている友人が
倒れた!
私が入院中、お見舞いに来てくれたのだけれど
その翌日、倒れたらしい。
進学校の英語教師で、
今年は3年生を担当していた。
どのくらいの人が知っているのかわからないが
高校の英語の授業は、原則英語で行うのだ。
そのための準備(教材研究という)はかなりの時間が必要で、
それは
部活動や補習、個人的に質問に来た生徒の対応が済んでからになるので
帰宅時間は、早くて20時、遅いときは日付がかわるぎりぎりだと言っていた。
土曜日も補習があるから休日は日曜日だけ。
超過勤務時間は、月80時間を軽く超える。
過労死レベルだ。
公立学校は、小中高とも退勤時間を記録するようになっているから
当然管理職だって、その状況は知っていたはず。
けれど、何の手も打たなかったのか?という疑問がわく。
聞くと、
「時々、体調は大丈夫?ほどほどにしてくださいね」みたいなことを言ってくるよ
とは言っていた。
でも、改善するよう具体的な手立ては打たなかったんだよね?
そして、その結果がこれだ。
私も共通の友人から聞いただけなので
詳しい状況(病状)とかはわからない。
3年生の担任なのに、補習も面談もすべて中止したというから
決してよい状態ではないということは想像できる。
教員はどれだけ働いても残業手当はつかない。
土日に出勤して仕事していても、「仕事していた」ことさえ認められない。
じゃあ、その分の手当がつけばいいのか?というと
そういうことでもないと思う。
とにかく、仕事が多すぎるのだ。
ネットとかでは、「俺らが学生の時は、5時過ぎたら先生は学校にはいなかった」
みたいなことが書かれているけれど
いつの時代のことを言っているんだと思う。
生徒のために一生懸命な先生ほど、たくさんの仕事を抱えて無理を重ねている。
でも、教員だって生身の人間なんだから無理をすれば壊れる。
情熱だけでどうにかなる問題ではない。
どうか、単なる過労で済みますように。
フィジカル、メンタル含めて、友人が元気になることを願ってやまない。