全国ニュースでも扱っていましたので
ご存知の方もいらっしゃると思います。
国内98番目の、そして最後の地方空港、
富士山静岡空港が今日、開港になりました。
構想20年、静岡空港に期待をかけていた人々にとっては
長い長い長い・・・道のりだったでしょうね。
この静岡空港、本来は今年3月に開港する予定でした。
それが、滑走路横の私有地に
国の決めた基準の高さを超える立ち木があって
そのために3ヶ月開港が遅れたのです。
原因は県の測量ミス。
知事は責任を取って辞職することとなりました。
(立ち木のあった土地の地権者が、立ち木を伐採するのと引き替えに知事の
辞職を要求したらしいです)
静岡県民のひとりとして
私個人は空港建設には反対でした。
(反対署名は住民投票実施の是非を議会に請求できるくらい集まりました)
理由
①地方空港は、どこも赤字であり県の財政に大きな負担となることが予想される
②静岡県東部の住民は羽田を使った方が便利。
西部の人間にはセントレアの方が便数が多くて便利。
東海道新幹線の駅が6つもあり、東京大阪間は新幹線で移動できるので
どこへ行くにも陸路で充分。
つまり、県が予想するほど需要はない
③スズキの修会長も「静岡空港を使わない」と言っている。ビジネスにも期待できない。
この空港は、今の石川知事ではなくその前の斉藤知事の時に構想が出されたのだけれど、
政治家っていうのは、どうして「ハコモノ」を作りたがるんでしょうね?
いずれにせよ、
開港しちゃいました。
累積赤字がかさんで、県民税が上がるとか県職員の給料が下がるとか
そういうことに、ならないといいけどなぁ・・・
一番機の離陸 6月4日午前8時56分