少し真面目な話をします。
苦手な人は、スルーしてください。
私がブログを始めたばかりで、まだ、自分がどういうことを書いていくのか、
その方向性も定まらずにいろいろな方のブログを読んでいたころ
たまたま同業者で、
私が常日頃思っていたことを的確に表現されている方がいて、
我が意を得た思いで、ずうずうしくも何の交流もないのに
アメンバーを申請してしまうという暴挙に出たことがありました。
もちろん、やんわりと断られましたが、
完全に拒絶ではなく、しばらく交流した後で、と
暖かな言葉をいただき、大変ありがたく思っていました。
同じ業種についているとはいえ、
おそらく私よりずっと優秀で、
ほぼ文章だけのブログでありながら、読む人を圧倒する筆力があり、
脱帽しつつ、自分自身も見習わないとなぁと思っていました。
その方と私とは、ほんの少し、立場が違っていて
そのことが、
時間が経つにつれ、お互いの心の中に「ズレ」を生じさせていたようです。
その方についてはリアルな情報は何もありませんし、
だから、その方がこれまでどんな経験をしてどんな思いをしてきたのかは
知るよしもありません。
だから、ある意味、私が軽率だったのでしょう。
その方の書いたある記事に対して、批判めいた事を書いてしまったことで
完全に怒らせてしまいました。
読者登録もすでに外されていますし、
私との関わりを遮断したいという意志を示されました。
それはそれで、仕方のないことだと思っています。
だから
私がこの記事を書いていても、
その方が読むことはないだろうと思われます。
いただいたメッセージを読んで、
その方の思いを全くわかっていなかったことに改めて思い至りましたが、
その一方で、
私はやはり、その方が、この仕事をしていくことに対して
「覚悟」の点で、まだ不足しているように感じています。
どんな仕事であれ、楽な仕事はありません。
そして、自分の思い通りの雇用条件が整うことはごく稀だと思うのです。
それでも、自分がその仕事を選んだ以上、
たとえ、意に沿わない場所で働くことになっても
たとえ、思うような収入が得られなくても
自分の選択に責任を持ちたいと、私は思っています。
嘆くことは簡単なことですが
嘆いても変わらない以上、その状況を受け入れて、
その中で自分の出来ることを精一杯やるしかないと、
それが「働く」ことなのだと、私は考えます。
労働者として、よりよい条件を求めるのは当然だと思いますが、
すべてが揃うことは難しいと思います。
何かを妥協せざるを得ないのが現状で、それはどの業種であっても
同様だろうと思います。
安定した雇用を求めるのならば、方法は他にもあるのに
それをしないのは、「この仕事」をしていくことに対して
どこか「覚悟」が足らないように感じるのです。
私も若いころは、
自分の仕事に対して、誇りを持ちつつ、
どこか甘えていた部分があったと、振り返ってみてそう思います。
けれど
ある職場に配属されたことがきっかけで
自分の仕事に「覚悟」を決めました。
この職業に就いた当初の目標というか、理想のあり方とは少し違っていても
これも私の選んだ仕事の、ひとつの形なのだと、
少なくとも「息切れ」するまで、腰を据えて取り組もうと覚悟を決めました。
細かい点で不満はあります。
けれど、
自分で選んだ職業なのだから
そして、
どんな生き方を選んだとしても、
私は私でしかないのだから
与えられた環境の中で、自分の力を精一杯出せるように頑張ろうと思っています。
ここまで読んでくださった方、
ありがとうございました。
次回の記事は
いつもの「お気楽ななこ」に戻りますので、
よろしくお願いします。