名物にうまいものなし
だったかな?・・・・そんな言葉があったけれど、
ご当地土産というのは、それなりにおいしいものだと
私は思っています。
数ある土産物を改めて考えてみると、
次の3パターンがあることに気がつきました。
1、「○○に行ってきました」もの。
出かけた先の地名なり観光地名が入っているお菓子。
けれど、決してそこの特産や名物などではなく
中身はどこかで見たことのあるようなお菓子。
プチカスタードケーキか、クッキーの類が多い。
富山のお土産に「雷鳥の歌」というのがあって、
結構好きだったんだけれど
全く同じ形状・味のお菓子を九州土産にもらって驚愕したことがあります。
2,ご当地名物のお菓子・・・だけれど、いくつものお店で作っているもの
広島のもみじまんじゅう
京都の生八つ橋
沖縄のちんすこう
長崎のカステラ
お菓子ではないけれど
博多の明太子とか仙台の笹かまぼこ
などがこれに属する。
どこへ行っても「老舗」というか「元祖」というものがあって、
もみじまんじゅうなら にしき堂とか
ちんすこう なら 新垣商店とか
生八つ橋なら 聖護院 とか
ここでなきゃ!とこだわるのもいいし、
そうではなくて、新興のお店の中から自分のお気に入りを見つける、という
楽しみ方もできる。
また、バリエーションに富んでいるにも
ここに属する土産物たちの特徴。
生八つ橋の中身が つぶあんではなく、いちご味あんとかチョコ味とか
皮も抹茶だったり黒ごまだったり、フルーツ系もある。
もみじまんじゅうも、チョコ・チーズ・カスタード・・・とさまざま。
ちんすこうも、同様。
ちなみに私は
定番をのぞけば、チーズもみじ・ 雪塩ちんすこう が好きです
そのうち、北海道の「生キャラメル」がここに加わるものと思われます。
3、その地の名物で、唯一無二の存在として君臨するもの
(ただし、類似品はあり)
伊勢の 赤福
浜松の うなぎパイ
東京の 東京ばな奈
北海道の 白い恋人
松山の 一六タルト
長崎?の 茂木びわゼリー などがここに類する。
特別、凝ったお菓子ではなく、
どこにでもありそうな、どこでも作れそうな感じがするのに
類似品を食べると明らかに違う!ということがわかる。
ながーーーーく、ご当地土産の人気ベスト3の中に入り、
新興のお土産が出てきても、
そのブームが去った後は、やはりこれらは残り、
その地位は決してゆらぐことがないもの。
お土産としても、安全かつ安心で、職場などの気持ちを込める必要がないところへは
こうしたものを買って渡せば、まず不義理と責められることはない。
昨日の「東京ばな奈」から、こんなことを思いついてしまいました。
各地には、こうした定番ものだけではなく、
もっともっとおいしいものがたくさんあるはずです。
私の地元にしたって、「うなぎパイ」や「安倍川餅」以外にも
たくさんありますが・・・
KIOSKに置いてあるかどうか・・・
それっってやはり認知度を大きく左右しますね。