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私が、「旅」に求めるもの。
それは、非日常的な空間に浸ること。
RICHなホテルに泊まるのも、隠れ家のような旅館に籠もるのも
美味しい料理を食べるのも
あちこち観光して回るのも
日常生活では経験することのできない時間と空間を
楽しむことなのです。
そんな視点で考えれば、
冬の旅で行きたいところ・・・・
それは、やっぱり雪国
でしょう。

静岡は滅多に雪が降らないし、まして積もることなんて
今までの人生で数えるほどしかありませんから。
もう少し若いころは、よくスキーに行きました。
夜行バスを利用したり、
何人かのグループで車で行ったり
夜ほとんど寝られなくても、ゲレンデに出ればそんな疲れも忘れて
滑りまくったものです。
山形県蔵王に行ったときは、山の上の方でガスって来て
私が一番下手だったために、仲間にも遅れてしまって
どうしよう・・・と半泣きだったとき、
同じグループの中に一人いた高校生の男の子が
私がいないことを心配して、リフトをもう一回上って
探しに来てくれました。
その後、その子は慶応医学部に進み医者になったようです。
私を助けてくれたその子は、人の命を助ける職業に就いたのね。
まさに、天職なんでしょう!
そんな思いをしても、雪を見るとわくわくしたものでした。
しかし、その後、体力の低下とともに
雪とセットになるものは、スキーではなく
温泉と日本酒になってしまいました。

何年か前、雪深い飛騨の町へ旅行に行きました。
名古屋から高山本線に乗って約2時間半。
飛騨古川に着いたときには、しんしんと降り続く雪。
人もまばらな古い町並み。
寒さも気にならないほど、厳かな景色でした。
少し足を伸ばせば、白川郷。
秋には行ったことがあるのですが、雪の季節には行ったことがないので
ぜひ行きたかったのですが、時間の都合で(足もなかったし)断念。
いつか、行きたいところです。
こんな光景が見られるんですね。