明日は1月7日。
鏡開き、そして七草粥を食べる日です。
鏡餅と春の七草を入れたお粥ですね。
本来は、
前日の夜、七草を俎に乗せて囃し歌を歌いながらトントンと叩き
翌朝(7日の朝)、粥に入れるのだそうです。
また、春の七草は正しくは「七種」というのだそうですが、
この七種がなかなか覚えられなかったりするんですよね。
せり なずな
ごびょう はこべら
ほとけのざ
すずな すずしろ
これぞ ななくさ
こうすると、57577の短歌のリズムになって覚えやすいんです。
古典では、「若菜」として登場してきます。
百人一首の中の、光孝天皇の歌に
(本来の出典は、古今和歌集)
君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ
というのがあって、
春なのに~♪お別れですか・・・ではなく
(ベタなギャグ(>_<)~)
春なのに、雪?と思うのですが、
旧暦では1月~3月が春ですし、
新暦に直すとだいたい半月~一月くらい遅くなるので
2月の上旬で、いっちばん寒いときですね。
邪気を払い万病を除く呪術的な意味合いのあった七草(粥)
愛しい人のために、雪の降る中、七草を摘みに行った
けなげな男性の歌です。
天皇なのに・・・・・
七草粥には、お正月料理で疲れた胃を休めるという意味もあるので、
みなさん、明日はぜひとも七草がゆをいただきましょう!
スーパーに行くと、七草粥セットやレトルト七草粥が売られています。
私も、
さすがに朝は時間がないので、多少邪道ではありますが
夕食にいただくつもりです。