久しぶりの更新になってしまいました。
・・・実は、うちの猫クッキーが、天国に行きました。
クッキーは生まれつき白血病を持っていて、いつ発症するか、何とも言えないと
獣医さんから言われていました。
発症しないことを願いながら、暮らしてきましたが、昨年6月から少しずつ体調が悪化してきたのです。
それでも、「パパの入院が落ち着くまで」「3歳の誕生日まで」「娘の受験が終わるまで」・・・と、一区切り一区切りを乗り越えてくれました。
点滴や薬で、ひとたび元気になると安心して、また食欲が無くなると病院に連れて行って・・の繰り返しでした。
前日の夜まで、よろよろしながらも私の布団に入ってきてくれました。
その日だって、きっと一緒に寝るんだろうなと思っていました。
ちびちびと水は舐めていたので、まだ大丈夫だと思っていたのですが・・・。
夕食後の、くつろいだ時間、私の傍に横たわっていたクッキーはいつの間にか・・苦しむ様子も見せずに、そっと息を引き取っていました。
いや、ホントは苦しかったのかも知れない・・。私がそう思いたがってるだけかも知れない。
でも、ふと抱き上げるとその目には光が無く、体は芯が抜けたようでした。
「クッキー、もう無理か!もうだめか」と言いました。
娘と代わるがわる抱っこして、願わくばもう一度奇跡が起きて、この虚ろな体に生気が宿らないものかと思いました。
・・・さすがにそれは叶わなかったけど、まるで娘の卒業と入学を見届けてくれたかのようなタイミングで、旅立ったのです。
クッキーは可愛いペットである以上に、心細い我が家を守る「男」!でした。
小さな、か細い猫であっても、その存在は本当に大きなものでした。
娘は涙をポロポロとこぼし、「クッキーが世界一大好き~!」と言葉を贈っていました。
ペット葬祭場にて、手厚く埋葬していただき、分骨して↑可愛い猫型の陶器に入れてもらいました。
手のひらサイズのちっちゃなクッキーになっちゃいました。
クッキーがいない家に少しずつ慣れてきました。
でも、ちょっと何かが動けば猫の尻尾のように見えたり、買い物に出ればフードを買って行ってか
なきゃ・・あ、もういないんだ!と思ったり・・。そんなこともあります。
夏目漱石の「永日小品」の中の「猫の墓」という随筆を読んでいました。
飼い猫が弱り出してから、死ぬまでを淡々とした感じで描写しています。
漱石は、飼い猫の墓標に「この下に 稲妻起こる 宵あらん」という句をしたためたそうです。
弱り出した猫の目に、稲妻のようなものが時々見て取れたという、漱石先生ならではの観察眼がベースになっているのですが、死んで尚、野性的な生気を感じさせるような、不思議な一句です。
私は、こんな詩的な墓標は書けないけど、天国に行ってもふと存在を感じさせるような猫の、共通点を見出したような気がします。
今まで、うちの猫クッキーのマンガを読んでくださって、コメントも寄せてくださった皆様、ありがとうございました。
・・・さて、話題転換。
今日は、胃カメラをやってきました
このところ胃の調子が悪くて、食欲も無かったので。
経鼻内視鏡・・・口よりはずっとましだけど、それでもきつかった
結果、軽い胃炎はあるけど、程度としてはごく軽いものだそうで。他に何も問題無しでした。
胃の薬を処方されて、おしまい
早く回復するといいなぁ。
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