例のメカニカルドーピング報道に対しての考察デス | 大和川の直線にさ・・・大猫が出るってウワサ、知ってるかい?

大和川の直線にさ・・・大猫が出るってウワサ、知ってるかい?

猫好きアラフォーローディーの日常です。
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南河内CL、グリーンロード、堺浜あたりによく出没してます。
かなり年季の入ったバイクライダーでもあります。

FGOもプレイ中。

今日のYahoo!でも報道された、このニュース。
え?と思ってチェックしてみましたが・・・内容は酷いものでした(;^ω^)
 
実は2016年初頭のシクロクロスのレースで、欧州チャンピオンのベルギーの女子選手によるモーターによるメカニカルドーピングが発覚、永久追放されています。
以前からロードでも・・・って話はあったんですよね。
この記事ではTeam Skyやランス・アームスロトングが名指しで疑惑報道されています。
ランスはともかくw(めっちゃ好きでしたが)、Skyはちょっと考えにくい。
このニュースでの根拠は・・・
 
・グレッグ・レモンの発言
 「モーターが自転車ロードレース界にはびこっているのを、私は知っている。腐ったリンゴというのはなくならないものだ。たくさんのお金が集まる世界だからね」
・フランス反ドーピング機関(AFLD)で検査主任を務めたジャン・ピエール・ベルディ
 「選手やチーム関係者の中にいる内通者から、2015年のツールで12人の選手がモーターを使っていたとの情報が寄せられた」
・隠しモーターの製作を手掛けているというハンガリー人のイシュトバン・バルハス
 「2015年大会の直前にモーターを積んだ自転車が何台か売れ、鍵付きの倉庫へ納品した」
 「モーターは後輪のハブ部分に隠せるタイプもあり、モーターを積んだ車輪は通常のものより重さが800グラム増す」
・2015年のツールでは、タイムトライアルステージの前に、各選手の自転車の計量が行われた。そしてCBSが紹介した大会関係者の言葉によれば、スカイの選手の自転車だけがほかの自転車より、それぞれ800グラムほど重かった。
 
上記のモーターはハブに隠す事ができ重量は800g増、でSkyのバイクは800g重かったし、Skyは速いからメカニカルドーピングしてるんじゃないか?って結論でした。
ひどいw ほとんど言いがかりに近いレベル(;´Д`)
 
 
ココからはワタクシなりの考察です。
・TTステージって事はTTバイク?ステージにもよるけど、ヒルクライム関係ないやんw
 そしてTTバイクなら重量はあまり重視されていない事は間違いない。
・SkyのバイクはPINARELLOのDOGMA。コレだけです。他チームの様にヒルクライム専用のバイクは用意していない=重量はあまり重視していない。
 コレはPINARELLOのCEOである、ファウスト・ピナレロ氏が常々発言しています。
・さらにSkyも重量は重要視していない。ハンドルも信頼性重視であえて重いアルミハンドルを使っているようなチームです。ホイールも比較的重いシマノ製w
 
上記はロードレース好きの方ならご存知かと思います。
なのでSkyのバイクが重い事に違和感はありません。
 
 
さらにレース現場での状況ですが・・・
・2015年のツール・ド・フランスでもすでにUCIによる磁気共鳴検査でメカニカルドーピングのチェックをしている
・2016年にシクロクロスの女子選手によるメカニカルドーピングが発覚して、2016年のツール・ド・フランスではモーターサイクルにサーモグラフィーを搭載して、走行中にチェックしている。
などチェックはちゃんとしています。
これらは公表されており、もし見つかったら過去の記録も含めて抹消されかねません。
それだけのリスクを犯してまでモーターを入れるメリットがありません。
その状況で2016年のツール・ド・フランスでTeam Skyのフルームは圧勝しました。
記事を書いた方は、この件についても説明していただきたいですね。
 
 
さらにメカニカルな話ですが・・・
ハブにバッテリー込800gの重りを積み込むってスゴイ話。ホイールは何グラムになるねんw
しかも超小型で静音でハイパワー。高周波も熱も出しちゃいけない。
ドラえもーーん!www
 
実際にロードバイクに仕込めるモーターはあります。
バッテリーとモーターを合わせて1,800グラム。
このうち、5.5 Ah のリチウムイオンバッテリーが占める重さは850グラム。
コイツを「謎の軍規格の金属」で出力を落として小型化すれば・・・w
 
 
 
例のベルギーの女子選手によるメカニカルドーピングが発覚した時、走行距離が1日に200km近い3大ツールでは意味が無いどころかマイナスになるのでは?という見解が多かったです。
モーターが作動してないと重さもそうですが、駆動ロスが発生する可能性があります。
バッテリーの駆動可能時間から考えると、使える時間が短すぎる。
走行距離が少ないシクロだからメリットがあるのでは?と。
2015年のジロでも「コンタドール モーター疑惑w」が。コレはネタでしたけど。
 
仮にやっていたとしたら走行後の機材チェックはどうやってくぐり抜けたのかな?
例のシクロの女子選手と違って、チーム員全員のバイクをゴールしてすぐに全部交換しなきゃならないんだけど・・・
しかも今年は走行後だけではなく、走行中にもチェックしていたくらいだし。
どうやっても説明がつかないと思うのですが・・・
 
上記により、今回のTeam Skyによるメカニカルドーピング疑惑は、限りなく低いと思います。
もちろん、謎の「軍規格の金属」を使って、謎の古代文明か地球外文明の「超ハイテク」を使えば、サーモグラフィーのチェックとレース後の車検をくぐり抜けることができるのかも知れませんw
ですから0ではないけど、限りなく0に近いってところでしょうか。
もちろんボクはTeam Skyとフルームを信じていますが!