この夏休みは、私、バカンスなんかもなくて、

エアコンの無い我が家でほとんどを過ごしています。

・・・家の中の温度は、34度もあったりしますでどね。


用事がないわけではないですが、ヤボ用ばかり。


その一つが、人間ドック受診です。

何も夏休みに受診しなくてもいいのでしょうが、

そのほうがすいていますしね。


そして、私が「この世で一番嫌いな事」と声を大にして

毎年叫んでいた「バリウム検査」を

今年は、決心して内視鏡検査に替えることにしました。


つまり、胃カメラを飲んだのです。


うわさでは、「胃カメラだってつらいよ」と聞いています。

でも、鼻から入る小さいカメラができたと聞いて、

受ける決心をしたのです。


しかし、電話で予約をした時言われた言葉

「鼻から入れるカメラなので細いですが、女性の場合、

 鼻の穴が小さい方など痛くて入れられないかもしれません。

 また、鼻血が出ることがあります。その場合、口から入れます。

 それでもいいですか?」

を聞いた時、やっぱり、恐怖が走りました。


口から入れると、「おえっ」となるらしいけど、

鼻からなら大丈夫かな?と

思ったのに、入れられないこともあるのね。


しかし、バリウムの透視台検査では、

あの「ほぼセメント」みたいな液体を飲んで、

発砲剤で膨らんだ胃のまま、げっぷをがまんし

ぐるぐる回ったりしなければいけない苦痛は、

思い出しただけで逃げ出したくなる。

そして、下剤をのんですぐにおいしいランチを食べる

というなんとも矛盾した行為は、絶対ゆるせない。


だから、勇気を出して、今日、挑戦しました。


まず、液体を鼻の奥に注入。

これは、麻酔と鼻腔を膨らませる薬らしい。

これは、プールで背泳ぎしているとき間違えて

鼻に水が入った感じで、つ~んとする。


少し経ったら、また鼻にゼリーみたいなものを注入。

やっぱり、鼻の奥が痛い。

きっとカメラがすべりやすいように入れたのでしょう。


横になっていよいよ鼻にカメラを差し込む。

「がんばって耐えていきましょう」なんて言うもんだから、

ちょっと不安になった。


鼻から入れると、口を通らないので、「おえっ」って

ならないというのは、確かにそうだった。

・・・一瞬、狭いのどを通る時「おえっ」ってなったけど

  すぐに楽になった。


カメラが、喉から胃を通過するのがわかって、

ちょっと気分が悪かったが、思いのほか楽だった。


モニターに自分の胃の中がきれいに映っていた。

「ピンク色して、結構きれい」

私の意に反して、胃がぴくぴく動いたりする。


私の胃は、特に異常はなかったようだ。

前に見たことがある胃潰瘍の写真みたいな

でこぼこも突起もなかった。


バリウムの写真じゃ、白く胃の外観が見えるだけだけど、

これは、本当にリアルだ。

カメラは、十二指腸まで入れたとのこと。

カメラは、本当にすごい長さで、どんどん入れていく。

その様子を見るほうが怖かった。


最後に抜くとき、またちょっと痛かったけど、

終わってみると、こっちのほうがいいかな。

って、思いました。


終わってもしばらく、鼻は痛かったけど、

少しだけ鼻から血もでたけど、

カメラを入れている時に涙目になったけど。


それでも・・・

何しろ、終わって麻酔が切れたら、

下剤を飲まずにランチが食べられる。


それがいいと思った。


ちなみに、一緒に夫もこの胃カメラを受けましたが、

鼻の穴が小さくて、全然入れられなかったので、

口から入れることになってしまったそうです。

(えっ?まじ?)

「女性じゃなくても入らない人、いるのね」

って、驚きました。


鼻から入れようとして、無理したから鼻も痛いし、

喉もとても痛くなって、相当、辛かったようです。


バリウムとどっちがいいか、悩んでいました。

多分、夫は、こっちの方が辛かったでしょう。