ニートライター亜金の事件簿・改~第九章:はじめてのお仕事01 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法


「今の気配はなんじゃ?」
源流才が、神社で倒れこんでいる亜金たちに尋ねた。
「ベルゼブブ……」
由香が、小さく呟く。
「由香ちゃん!それに薫ちゃんも……
 主らベルゼブブにあったのか?」
源流才が、驚いた口調で尋ねた。
「うん。
 でも、ボコボコだった。
 ベルゼブブのメンバーが数人いた」
「亜金、主の力を持ってもベルゼブブは倒せぬか?」
「……うん。
 あそこにクララって女の子がいて、そのこの命令には何故か従ってしまうんだ」
「それが、クララって娘の能力か?」
「……うん」
「恐らくその能力は、絶対王政じゃな。
 どんなモノでもその命令には逆らえない」
「……うん」
亜金が力無く答える。
「主らが、死ななくてよかった」
「え?」
「その能力、命じれば自らの命を絶たせることも出来る。
 それをしなかったと言うことは何か理由があるのかもしれんのう」
「……そっか」
「今日はこの神社で休むといい」
「ありがとうござます」
玉藻が、お礼を言った。
「ああ……
 女人は、先に風呂に入るといい。
 男共は、後で入る……
 それでいいな?」
「ああ」
亜銀が、うなずく。
そして、亜金たちは山元神社で一晩過ごした。

――次の日。

テレビで亜金は知ることになる。
昨日の夜、大阪府警が謎の爆発により破壊されたことを……