ニートライター亜金の事件簿・改~第七章:MTTミンナの事情04 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法



「わかった。
 私のことは好きにしていい。
 だから、これ以上亜金を傷つけないでくれ」
玉藻は、そう言って両手を上げた。
「オーケー。
 じゃ、まずは服を脱げ」
ハイジが、そう言ってイヤらしい笑みを浮かべる。
「わかった。
 脱げばいいんだな……」
玉藻は、静かにそして震えながら服に手を当てる。
「やめろ!
 玉藻脱がなくていい!」
「うっせんだよ!」
ハイジは、横たわる亜金の腹部を踏みつける。
「や、やめてくれ……
 亜金を傷つけないでくれないか……
 亜金、私は大丈夫だ」
玉藻が、静かにそして優しく亜金に微笑みかける。
「玉藻……」
「玉藻!
 お前を亜金の前で犯してやる!」
「下衆が!」
清が、ハイジを睨む。
「いいのか?
 爺、俺にそんな口を聞いても……
 孫娘を今すぐ犯されてみるか?
 なんならその映像をネットで流してもいいんだぞ?」
「く……」
ハイジの言葉に清が口ごもる。
「なんだ?
 まだ服を着ているのか!」
ハイジは、ゆっくりと玉藻に近づき強引に服に手を当てる。
「止めろ」
亜金が、ゆっくりと立ち上がる。
そしてハイジを睨む。
「気が変わった。
 お前を殺してから玉藻を犯すと言うか、調教部屋に送る。
 そこで一生俺の奴隷になってもらおう」
ハイジは、笑いながら銃口を亜金に向けた。
「撃てよ!
 撃てるのなら、撃てよ!」
亜金が、ハイジを睨む。
「ああ、望み通り撃ち殺してやるよ!」
ハイジは、亜金に向かって銃弾を放った。
そして、それと同時にハイジの右肩から血が噴き出る。
亜金は、無傷だった。
「思いだした……」
亜金が、呟く。
「ああ?
 なんで、俺が銃に撃たれてんだよ!」
ハイジは、辺りを見渡すが誰もいない。
「簡単なことだよ。
 銃弾は、俺に触れようとした。
 俺は、ただその銃弾を俺の武器にしただけ……」
「ああ?
 意味不明なことを言ってんじゃねぇよ!」
「わかんないよね。
 俺にもわかんないもんね。
 そうか、この能力こういう使い方もあるんだ」
亜金が、小さく笑う。
その目は、殺気に満ちていた。