13たちは、次の場所に進んだ。
すると1人の少女が立っていた。
東だ。
「ハイジと紫はダメだったようですね」
東は、そう言って笑うと剣を抜いた。
「ひとりで戦うつもりか……?」
無がそう言うと後藤の後ろに迫る影があった。
後藤は、大きく後退する。
「逃げられちゃった……」
女は、口に手を当てるとクスリと笑った。
「なんだ……?
コイツは……」
「マスティマ……
人を誘惑する目を持つ!
アイツの目を見てはいけない!」
後藤が、大きな声で叫んだ。
メンバー全員は、目を閉じる。
「あれ?
私の能力がばれちゃってる?」
マスティマは笑う。
「目を閉じた状態で私たちに勝てるとでも?」
東が、そう言って剣を後藤に振りかざす。
しかし、後藤はその剣を避ける。
「避けた?
気配でわかったのですか?」
東が、後藤に尋ねる。
後藤は、何も答えない。
「サン・テグジュペリの導きのままに」
後藤は、そう言って凄い速さで東の剣をサン・テグジュペリで破壊する。
「え?」
東は、目を丸くさせるが、その瞬間に東は意識を失う。
「貴方……
なにをしたの?」
マスティマは、後藤に尋ねる。
「サン・テグジュペリの導きのままに……」
マスティマは、その言葉と同時に意識を失った。
「もう目をあけていいっすよ」
後藤が、そう言うと13たちは目をあける。
「後藤、お前何をしたんだ?」
無が、後藤に尋ねた。。
「俺は、サン・テグジュペリの導きに従ったまでだ」
「サン・テグジュペリってお前の愛刀だよな?
ベルゼブブの幹部2人を一瞬で倒せるものなのか?」
「倒せたよ。
まぁ、サン・テグジュペリの導きには敵わない相手だったってことさ」
後藤は、そう言って笑った。
「さぁ、次のエリアに行くぞ!」
道長は、腑に落ちない部分があったが先を進むことにした。